おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月12日)もまた、ルーテインとしてカミさんと6,000歩以上の歩数を歩きました。
それまでは、長く歩いていると右足の付け根のお尻の部位が痛くなっていたのですが、その痛みがほとんど出なかったです。
前日の晩にカミさんが入念なマッサージをしてくれたお陰でもあります。
自宅を出て新宿区の中井方面に向かって歩き、目白大学の前を通って林芙美子記念館に行きましたが、閉館。
最勝寺にも行ってみました。

毎日、初めて通る道を歩くことを課題にしていますが、我が家の近くのはずなのに、かなり通ったことのない道があるものです。
チューリップがきれいな時期です。

新潟の 小林明日香さん の母校のアポロ歯科衛生士専門学校のところも。

明日香さんは、大学で英語専攻されながら、ダブルスクールで学ばれたという話を思い出しました。
午後は、ライフワークの執筆がかなり進んだので、綾小路キミマロのDVDを観ました。
「あれから40年」は、何度見ても爆笑します。

さて、これからが本番。
佐藤健陽さん(佐藤たけはるカウンセリングオフィス 代表)からいただいていた『人前で話すのに自信がつくアドラー心理学 ― どうすればあがり症を克服できるのか』(アルテ、1,800円+税)を読み終わりました。

佐藤健陽さん の動画「佐藤たけはるあがり症なんでもライブ相談」でしっかり学んでいたので、把握しやすかったです。

「どうすればあがり症を克服できるのか」の副題がある本ではあっても、ひと言で言ってしまうと、人前であがることをなくす本ではありません。
そのところは、「はじめに」でこうなふうに手厳しいことが書かれています。
「この本では、人前で話すのが苦手で悩んでいるあがり症の方々が、かつての私と同じよう医『あがる』←→『あがらない』の評価軸で生きている限りは、私と同じ事を繰り返す可能性が高いということを強く思っています」
まさに『あがる』←→『あがらない』の評価軸を超えて勇気と共同体感覚に沿った軸へのシフトを促す本だと言っていいでしょう。
手厳しさは、こんな表現でも伝えられています。
「人はもっともらしい理由で自分自身を欺くます。あがり症の方もそうかもしれません。
人前で失敗することを避けるためには、あがり症が思いから挑戦しないという枠組みの中に居続けなければなりません。その時、あがり症の苦しみから逃れたかったのに、あがり症であり続けなければならないというなんとも矛盾した状況に追い込まれます」(第2章)
「人前を恐れている人は、本来その恐怖と同じ大きさだけのより良くありたいという生きる欲望を内に秘めています。本当は前に進みたいのです。目の前に恐怖と欲望という2つのものを差し出された時に、欲望に従うのではなく恐怖に従って恐怖の機嫌を取りながら生きる事を選びました。そうして、恐怖の僕(しもべ)となります」(第5章)
この本では、あがり症を克服するハウツーは、少ししか語られていません。
しかし、それに代わる「困難を克服する活力を与える勇気づけ」が随所に込められています。
アドラーやウルフなどの引用も見事です。
さらに、各章の最後のまとめでもう一度内容を振り返ることができます。
あがり症だけでなく、かつての私もそうであった「シャイ」な人に対して迫力に満ちた勇気づけの本がこの『人前で話すのに自信がつくアドラー心理学』なのです。
強くお勧めの本です。

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