アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.テレワーク13日目の昨日(4月21日)は、10:00~11:30に岡山のCoconialy(ココニアリィ)主宰の 渡辺歩実さん のグループの人たちとZoomでのやり取りをしました。

テーマが「自己実現」と定められていたので、20分ほど私自身の体験に基づくお話しをしました。

私としては珍しく「しのごの言わずに」と得意の叱咤する言葉を使った場面もありました。

昨日は、いつも間にかカミさんがZoomを立ち上げてしまっていました。

私よりずっと素早い!


2.昨日は、郵便局からいわゆるアベノマスク2枚が届けられました。

とてもありがたいものなので、仏壇にお供えしました(本の右側)。

3.ここからが本論です。

日頃、私が違和感を覚える2つの表現があります。

「・・・させていただきます」と「・・・と思います」の2つです。

昨日テレビでタレントが、お笑い芸人が「このたび結婚させていただくことになりました」と語り、女性タレントが「金賞をいただいたことがありました」と言っていました。

最近、この「・・・させていただきます」の表現がとても耳障りです。

政治家でこの表現が特に多かったのが、政治評論家の福岡政行氏から「史上最低の総理大臣」と名付けられた鳩山由紀夫元首相です。

「クリントン大統領に・・・させていただきます」と語る場面を聞いて、何と卑屈な総理大臣なのか、という印象を持ちました。

もう1つは、「・・・と思います」という表現です。

アナウンサーも「次の話題に移らせていただきたいと思います」と両方使うことがありますし、不祥事を起こした会社のトップが「お詫びしたいと思います」と頭を下げることがあります。

私は、まったく誠意を感じません。

「思っているだけで、謝罪をしていないじゃないか」と思ってしまいます。

特にこの「・・・と思います」という表現を使う職業に教師が多くて、何かのやり取りでこの表現を乱発する人に接したときに、「もしかして教師の方ではありませんか?」と尋ねると、だいたいあたります。


「・・・させていただきます」に話を戻すと、東洋経済オンライン  4月21日(火) に橋口 幸生氏(コピーライター)が、この表現を「卑屈語」と呼んで、こんなことを書いていました。

「メールが丁寧すぎる人」ほど仕事ができない訳 ビジネスの能率を著しく落とす「卑屈語」の罠
 
主要部分は、下記のとおりです。

日本語の敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類がある。
しかし最近、4種類目の新しい敬語が世間にはびこっていることをご存じだろうか。
たとえば、こんな文章だ。

「ご相談させていただけないでしょうか」

■円滑なやりとり阻害する「卑屈語」の罠

こうした言葉を、僕は「卑屈語」と呼んでいる。
「卑屈語」が使われる意図は、「丁寧」でも「謙譲」でもなく、ましてや「尊敬」では決してない。
「保身」だ。
嫌われたくない。
責任を取りたくない。
こうした「保身」が日本語を歪め、卑屈にしているのだ。

「卑屈語」が使われるのは、ビジネス・シーンに限らない。
テレビをつければ芸能人が、「私事でありますが結婚させていただいたことをご報告させていただきます」なんて言っている。

「卑屈語」が蔓延してしまった理由は、ただひとつ。
「嫌われないことを」を最優先する人が増えたからだ。

■「卑屈語」を使わないコツ

まず「させていただく」を使わないようにしよう。
どうしても使いたくなったら、「いたします」と言いかえればいい。

<ケース1>
 「確認させていただきます」→「確認いたします」
 
<ケース2>
 「受賞させていただきました」→「受賞いたしました」

もしこの記事に共感いただけたら、まず「させていただく」の使用をひかえることからはじめてほしい。
相手に嫌われてもビジネスの目的を達成できればOKと、ハラをくくってほしい。
卑屈な言葉を使っていると、卑屈な人になり、卑屈な人生を送ることになるのだから。


耳(目)が痛かった人は、どうか嫌われることを恐れて保身に走っているような印象を与える「卑屈語」を使うのを改めてほしい。

特に、テレビ、ラジオでやめてほしい。

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