おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月19日)は14:00~16:00少しすぎまでカウンセリング道場(平日午後コース)を行っていました。
一人のクライアント役の方に対して2人の方がカウンセラー役を担当しました。
大きく3つのことを学んでいただきました。
(1)治療抵抗への対処法としては「カウンセリング的人間関係」をもとにすること
(2)ケースワーカー的な対処(準備した質問) とカウンセラーとしての質問(創発する質問)は違う。
カウンセリングは、クライアントとカウンセラーとの間のヒア&ナウの状況で生み出される質問が効力を発する。
(3)カウンセリングには「慈母のカウンセリング」 と「 厳父のカウンセリング」が存在する。
カウンセリングのベースは「慈母のカウンセリング」だが、時として「 厳父のカウンセリング」で対処しなければならないことがある。
これでご意見全10回を終えることになるが、今後の開催のためには次のご要望をいただきました。
(1)ゲスト・クライアント(他の期)の人をクライアントとしてお招きすること
(2)過去の重い案件も取り扱うこと
(3)事例検討の場も設けよう
(4)一人 のクライアントに一人のカウンセリングが1セッション全部担当するカウンセリングがあってもいいのではないか
ベテランぞろいの受講者共にカウンセリングのスキルだけでなくカウンセラーとして必要な人間力を養った約1年でありました。
第2の話題は大谷翔平選手がアメリカのメジャーリーグで1位票満票で最優秀選手(MVP)に選ばれました。
テレワーク中だった私はその瞬間をテレビの番組で観ていました。
打者として打率2割5分7厘はともかく、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁。
投手として9勝2敗、防御率3・18、156奪三振。
文句なしの成績です。
ニュースでは、大谷選手が「野球を変えた」と、パフォーマンス(遂行力)だけでなく彼の球場のごみを拾う姿、審判への態度、仲間たちとの関わりなどが報道されていました。
このことは私も以前から注目して、大谷翔平選手が 高校時代に作っていたマンダラチャートを知っていました。
高校1年生の時からこれを作り上げ、そのとおりずっと実践していたというから驚きです。
ドラフト1位、8球団から指名の大目標に続けて中目標として「人間性」「メンタル」「運」などを設定し、小目標→具体的行動と展開され、その中に「ゴミ拾い」「あいさつ」「部屋そうじ」などが書かれています。
彼の高校1年生からの志がこのようなかたちで開花したことは一流の人物になりたければ、【遂行力(パフォーマンス)】と【人間力】を併せ持つ必要性を証明したようです。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー> 11月の花(17)