付け焼き刃の覚え書き

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「ワンパク番外地」 児島美ゆき

2017-08-16 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
 衝動買いで「児島美ゆき70’コンプリート・シングルコレクション」を購入。児島美ゆきはテレビ主題歌のコーラスから芸能界入りして、アニメ映画の声優から映画やテレビドラマのヒロイン、バラエティ番組の出演と70年代には幅広く活躍した人。具体的には映画やテレビの「ハレンチ学園」の十兵衛役で有名。
 原作のコミック版「ハレンチ学園」は、スカートめくり流行の一因となったとも言われたけれども、読者的には第一部最終章の「ハレンチ大戦争」編のインパクトが大きすぎ、その前後はかすんでしまった記憶です。最初は「ナンセンスなエッチまんが」だったのに、いつの間にか血を血で洗う大戦争になり、それまで爆発に巻き込まれてもスカートが吹き飛んできゃーきゃー叫ぶくらいだった女生徒たちも、腕が千切れ足が飛んで死んでいく驚天動地の展開です。
 そんな原作を受けての映画版もテレビ版もやや大人しい。まあ、当時のテレビ番組としては十分にオゲレツでナンセンスだけれども、原作と比べると一歩も二歩も見劣りがします。
 ともかく、そんなテレビ版「ハレンチ学園」の後を受け、メインキャストをそのまま引っ張る形で全13話の1クールで放映されたのが「ワンパク番外地」です。

 海辺の洋館に15人の少年少女が住み着いていた。子供たちの中心になっているのは少女みゆきで、家主はその兄だが彼は既に幽霊となっている。
 生きた大人のいない屋敷を子供たちは好き勝手に改造して共同生活を始めるが……。

 自由奔放に暮らす少年少女たちが、その生活を脅かす大人と対決する……というのが基本ストーリーのコメディドラマ。作品としてはどマイナーでしたが、なまじ比較する原作がない分だけこちらの方が好きでした。「秘密基地」「子供たちだけの砦」って、なんか子供心というか男心に燃えるよね。
 風雲たけし城もSASUKEも、「ギミック満載の巨大構造物」という意味では同じかな。だからでしょうか? 興行収入がどうなったか知らないし、評論家の評価も知らないけれど、『グレートウォール』も大好物です。

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コメント (1)
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