
海軍士官のクリスは、実は……というか誰でも知っているのだけれど、惑星国家首相ロングナイフの娘で、財閥総帥ロングナイフの孫娘で、ロングナイフ王の曾孫という超サラブレッドで才色兼備な美人士官。チートもチート! 唯一の欠点は胸の薄さで、胸が膨らんでいるように見えるときは、装甲板が入っているか爆弾が詰め込まれているはずです。
けれども有力な一族の娘ということは敵も多く、しかも天然のトラブルメイカー。これだけ本人の能力も優れていてコネもあって財力は膨大。さらには地上で泥にまみれて海兵隊と人質救出作戦を成功させ、寄せ集め艦隊を指揮して惑星防衛したりと毎回大活躍しているのに、そのたびに出世するどころか左遷される一方という、逆出世スゴロク物語。ジョン・グライムズ船長の転落人生の正統な後継者かもしれません。
「わたしのやり方はこうよ。問題にぶつかったら、わたしかその問題が血を流して倒れるまで徹底的に殴りあう」
頭は悪くないけれど、基本的に脳筋な当たって砕くタイプ。トラブルの原因になると忌み嫌われていても、いざトラブルが起きてしまうといちばん頼りになるのがクリス・ロングナイフですが、基本的にトラブルは頭から叩き潰していくのが一族の流儀なのです。
曰く付きの戦闘メイドや勝手に拡張していく埋め込み型AIらを仲間に突き進んでいくという、アメリカ人の書くミリタリ系ライトノベルです。