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5年間片思いしていた女上司にフラれ、やけ酒を飲んだ帰り道に吉田は家出少女を拾ってしまう。
抱く気は無いけれど、寒空の深夜に道端で蹲る少女を放っておけなかったらしい。らしいというのは、酔っ払いだから記憶が無いのだ。ただ、「泊める代わりに味噌汁を作れ」と言ってしまったらしい……。
「基準を低く持つな。正しい尺度で物を見ろ」
行きずりの女子高生を簡単に抱かない、女子供の前でタバコを吸わない。そんな男が優しいのではなく、やっちゃう男がクズなだけだと吉田。
ひとことでいうと「NOといえるサラリーマン」。
最近のスニーカー文庫は、カクヨム発の「一般文芸でもいいけど、かわいいイラストつけたいよね」という作品の担当になっているようです。
物語的には「序」で停まっているかなあ。これでいいのかなあ? 面白いけど、吉田の行く手には艱難辛苦しか見えません。
【ひげを剃る。そして女子高生を拾う。】【しめさば】【ぶーた】【スニーカー文庫】【サラリーマン×JKの同居ラブコメディ】【味噌汁】【カツカレー】【目玉焼き】【焼き肉】