
朽木基綱は朽木包囲網ができあがりつつある報告を受ける。
大名とも呼べぬ田舎の小領主から始まった朽木基綱も、今では150万石を超え200万石も間近という大大名だが、戦は続くし、将軍位を狙う足利義秋はつまらぬ横やりを入れてくるわ、それで妻子ともろくに顔を合わせられない日が続くのだから、戦国大名なんて因果な商売なのだ……。
織田や上杉と友好的な協力関係を築きつつ、包囲網を削り取っていく朽木基綱の風雲立志伝。
鉄砲の数をそろえただけでは絶対的な優位にはならないけれど、そこをしっかり有効活用しつつ、調略で引き込めるものは引き込み、そうでないものは徹底的に叩きつぶしていくことで乗り切っていきます。
南蛮船の図面のイラストは、もう2ページ後ろの方が良かったと思いました。あれが朽木基綱かと思ってしまいました。
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