「力を持ち、高い地位にある者はそれなりの責務を負うことの方が多い。そうでなくては、地位そのものの価値が失われます」アンジェリンの行動が制限されるのも仕方ないとベルグリフ。
久々の帰郷を楽しみにしていたアンジェリンだったが、近隣一帯を統括する大公爵に呼びつけられてしまう。当然、憤慨するが「お父さんだったら何と言うだろうか？」と考えた末、大人しく公都へと向かう。
その頃、娘が帰ってこれないなら、こちらから顔を見せに行こう。自分の過去ともきちんと向き合おうと決意したベルグリフは都に向かうのだが、そこで自身の嫁探しをしていた娘の親孝行の後始末に奔走することになる……。
いや、そんなこと、別に頼んではいないんだよ？
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