「図書館を好きにしても良いという度量が男には一番必要ですから」ヴィルフリートがヒルデブラント王子に優るのは、その点だとローゼマイン。
ローゼマインの貴族院二年生が始まった。
図書館行きたさに今年も全科目を最初の授業で合格を勝ち取ったローゼマインだったが、その図書館で部屋から出て来ないはずの中央の第三王子ヒルデブラントと出会ってしまう。
王子は図書館の管理を補佐する魔道具、シュミルに似たシュバルツとヴァイスに興味があったのだ……。
さまざまな事件が次々に起きて……というか、各領地間の派閥争いの渦中にあって、現代日本と異世界のド庶民と神殿という限られた常識しか知らない少女が王侯貴族の真っ只中に放り込まれた以上、これくらいなら上出来。
ヒルシュール先生の自己中心的ながら、一本筋を通す姿に見惚れました。
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