「思考を絶やすな。現実に絶望している暇なんて無い。そんなことをしている時間があるなら、この現実を打破する為の思考に費やせ」万魔の王は自身に言い聞かせる。
エルフの国、ノーブルウッドの先遣隊を殲滅し、辿り着いた異世界に橋頭堡を築いたアルキマイラだったが、ヘリアン王は連日の激務に過労死寸前だった。自分がろくになるための組織作りが全然らくにならないのだ。
だが、そんな中、ヘリアンは他の国、都市を自ら偵察し、情報を集め、門を開かねばならないと決意し、側近３名を供に旅の商人として潜入することにしたのだが……。
バーチャル国家運営シミュレーションゲームをしていたら、いつの間にか国ごと別の異世界に転移してしまい、魔物の王を務めることになってしまった大学生の冒険譚の２冊目。これでウェブ連載分のストックがほとんど終わってしまいました。続きがいつになるか、気になります。
ハーフエルフの王女２人が出番が少ないながらも、今回も良い感じで主人公の尻を叩きます。主に下着で。
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