付け焼き刃の覚え書き

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「おいら宇宙の探鉱夫 公式設定資料集」 ぬかよろこび

2019-12-07 | 宇宙漂流・遭難
 小説でも映画でもマンガでも、構想そのままに完結できる長編作品は幸いである。出来の不出来に関わらず、物語り終えるのを見届けられるから。
 OVAなんか世界初の「ダロス」からして全4話で一応終わったものの、監督からして「あと90分欲しかった」と言わしめた、見ていたものとしては「俺たちの戦いはこれからだ」エンドは今ひとつ。全13話構想で始まったはずの「バビ・ストック」は投げやりな2巻打ち切り。そんな中、1994年にケイエスエスより発売された「おいら宇宙の探鉱夫」は良質なジュブナイルSFにしてハードSFとしてのマニア評価は高く、自分の周囲はみんな大好き。話は面白いし、絵はきれいでよく動くし、登場人物は魅力的。声の配役も音楽も一流。レーザーディスクは出たときに買ったし、2006年にはDVDも発売してたのに気がついて買い直しましたよ。
 ……でも、買い支えられなかったんだよなー。
 全6話予定が2話で打ち切り。2巻のライナーノートには残りのプロットまで掲載されていて悔し涙に暮れました。タイトルが野暮ったかったせいなのか、テーマ曲のノリが悪かったせいなのか。
 そんな幻のOVAの設定資料集。公式と言いつつ、97年の同人販売です。キャラ設定から背景美術、キャラクター史年表まで。

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