付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「時空の旅人」 監督:真崎守

2019-12-15 | 時間SF・次元・平行宇宙
「敵は本能寺にあり!」

 カメラマンである兄の撮影にモデルとして呼ばれた女子高生、早坂哲子が乗っていたロケ用のマイクロバスは謎の少年アギノ・ジロによって乗っ取られてしまう。ジロが持ち込んだ機械が取り付けられたバスはタイムマシンと化し、たまたま居合わせた同級生の真一と信夫、国語教師の北先生と共に東京大空襲の最中の東京へと飛ばされてしまう。
 しかし、このタイムマシンは過去へさかのぼることしかできなかった……。

 眉村卓の小説を原作にした1986年公開の角川映画。同時上映は『火の鳥 鳳凰編』らしいんだけれど、そちらの方はほとんど記憶に残ってません。とりあえず、『時空の旅人』はレーザーディスクで購入したのだけれど、『映画刀剣乱舞』のスポットCMを視ていたら懐かしくなってDVDも購入。
 歴史を修正しようという勢力が過去への介入を開始。歴史改変のターニングポイントとなるのは天正10年6月2日の本能寺の変……っていうコンセプトが同じなんです。

「長くもねえニッポンの歴史の中で、ただ一度だけまつろわぬ者が時代のど真ん中に居座りやがった。信長さ。
 ヤツだけが天下を治めるに値する唯一人の男だった……。歴史はそこで変わるべきだった。
 その歴史が……見たかった……」

 過去を改変できるものなら、改変することによってより良い未来が訪れるなら、それをやるのは正義じゃないの? そんなに核兵器で荒廃した世界が見たいのか?と。

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コメント
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