付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「女子中高校生が部活で迷宮に入るだけ。」 (=`ω´=)

2020-04-30 | 異世界結合・ゲート・ゾーン
 面白く始めるけど、20話とか50話とか息切れし、そのまま中断。あるいはワンパターンになってずるずるグダグダ続くとか、いろいろ紆余曲折あるけれど、ノーリスクで追えるのがウェブ小説のメリットですよね。書く方にしても、いろんな挑戦が気軽にできるんじゃないかと思いますので、よく聞く「なろうは同じパターンの話ばかりだ」なんてコメントも単なる上澄みだけの話です。

 戦後間もなく、東京周辺33カ所に突如として異空間が出現した。全く違う法則に支配された場所に繋がる異空間は〈不可知領域〉と命名され、いつしか〈迷宮〉と通称されるようになった。
 それから70余年。〈迷宮〉はレアな物質を採取するための場所として認知されてはいたが、ハイリスクハイリターンな迷宮にまともな人間が探索者として入る例は少なかった。
 そんな中、例外的に私立学校の敷地内に発生した〈松濤迷宮〉は、「学校法人松濤女子学園」と公社の協同管理下におかれ、日夜松濤女子学園に所属する女子たちの部活の場として活用されており、そこでは半世紀以上も中高校生の女子たちによって独自の探索メソッドが構築されていた……。

 現代社会に地下迷宮が出現するという作品なのに、チート無双でも悲惨なモンスターとの生存競争でも異世界化した日本でもなく、普通に生活し、学校に通っている女子中高生が先輩や先生の指導を受けながら部活や授業の一環として迷宮に入るだけ……という珍しいパターンの話。
 スポーツもので特に競合ライバルも全国大会も学校の存亡も語られない話みたいなもので、淡々とした展開が普通の女子生徒たちの成長譚に合っていて、そこが面白さになっています。

女子中高校生が部活で迷宮に入るだけ。 東京迷宮_2015~】【(=`ω´=)】【小説家になろう】【カクヨム】
コメント
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