1965年から円谷プロの契約社員として、特撮テレビ映画『ウルトラQ』や『マイティジャック』などの作品に美術監督として参加していた成田亨の、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』でデザインした怪獣や宇宙人のデザインやイラストを収録したもの。
その頃の怪獣デザインで多かった、既知の動物や恐竜そのままということはなく、シュールレアリズムを感じさせる歪な不安定さを感じさせながらもシルエットが個性的で分かりやすいデザインは今も色褪せません。とはいえ、ウルトラマンの初期案ベムラーは怖すぎで、子供たち見たら泣きますよ?
「こうして生まれたウルトラマンが後日、私の知らない間に線が一本ふえたり、角が生えたり、乳房が出たり、ついにはアニメまでなってしまいましたが、これは私は一切関知しない事です」
美術家としてのこだわりというか、権利者と認められないデザイナーの怨念が、この巻末あとがきからうかがい知れます。
【成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編】【成田亨】【朝日ソノラマ】
その頃の怪獣デザインで多かった、既知の動物や恐竜そのままということはなく、シュールレアリズムを感じさせる歪な不安定さを感じさせながらもシルエットが個性的で分かりやすいデザインは今も色褪せません。とはいえ、ウルトラマンの初期案ベムラーは怖すぎで、子供たち見たら泣きますよ?
「こうして生まれたウルトラマンが後日、私の知らない間に線が一本ふえたり、角が生えたり、乳房が出たり、ついにはアニメまでなってしまいましたが、これは私は一切関知しない事です」
美術家としてのこだわりというか、権利者と認められないデザイナーの怨念が、この巻末あとがきからうかがい知れます。
【成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編】【成田亨】【朝日ソノラマ】