「ゲリラのルールで行くってこと?」
「ぼくたちは負け犬なんだもの」
「再生の家」は星間移動をする種族の連合体であるマルチプリシティの各勢力から独立した人命救助団体。これに所属するカーニヴォール級重巡洋艦〈トラブル・ドッグ〉は、群島戦争の際に何十万もの非戦闘員の命を奪ったことから心を病み、退役して非武装艦として「再生の家」に加わったのだ。
そのAIシップ〈トラブル・ドッグ〉に与えられた新たな任務は、何者かの襲撃を受けた定期客船の救出。しかし、その船は、その船に乗っていた戦争詩人は複数の勢力によって狙われていたのだ。巻き込まれた人々諸共抹殺しようと……。
めぐるめぐる、めぐる因果は糸車。
元軍艦AIのアバターは外見14歳の少女でボクって子なのだ。その〈トラブル・ドッグ〉を中心に、船長やらスパイやらさまざまな人物の視点を切り替えながら、少しずつ事件の全貌が明らかにされていきます。
ラストシーンは『マップス』のニードル・コレクションを彷彿とさせました。かっこいいぞ。
なんか思わせぶりなネタが解決されないまま残ったなあと思ったら、3部作の1作目なんだって。
【ウォーシップ・ガール】【ガレス・L・パウエル】【安倍吉俊】【創元SF文庫】【傑作宇宙SF】【英国SF 協会賞長編部門】【頭脳船】
「ぼくたちは負け犬なんだもの」
「再生の家」は星間移動をする種族の連合体であるマルチプリシティの各勢力から独立した人命救助団体。これに所属するカーニヴォール級重巡洋艦〈トラブル・ドッグ〉は、群島戦争の際に何十万もの非戦闘員の命を奪ったことから心を病み、退役して非武装艦として「再生の家」に加わったのだ。
そのAIシップ〈トラブル・ドッグ〉に与えられた新たな任務は、何者かの襲撃を受けた定期客船の救出。しかし、その船は、その船に乗っていた戦争詩人は複数の勢力によって狙われていたのだ。巻き込まれた人々諸共抹殺しようと……。
めぐるめぐる、めぐる因果は糸車。
元軍艦AIのアバターは外見14歳の少女でボクって子なのだ。その〈トラブル・ドッグ〉を中心に、船長やらスパイやらさまざまな人物の視点を切り替えながら、少しずつ事件の全貌が明らかにされていきます。
ラストシーンは『マップス』のニードル・コレクションを彷彿とさせました。かっこいいぞ。
なんか思わせぶりなネタが解決されないまま残ったなあと思ったら、3部作の1作目なんだって。
【ウォーシップ・ガール】【ガレス・L・パウエル】【安倍吉俊】【創元SF文庫】【傑作宇宙SF】【英国SF 協会賞長編部門】【頭脳船】