付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「パワー・アントワネット」 西山暁之亮

2020-12-09 | 時代・歴史・武侠小説
「私はフランス。たった一人のフランス! 女神エウロパのようにして、フランスはたった今ここから始めるの。まさに革命広場よ。筋肉を、バルクを。セーヌ川の端から端まで敷き詰めてやる!」

 王妃マリー・アントワネットは、処刑台の上でついに愛する国民たちを見放した。自分が愛すべき民はもういない。革命の陶酔に浸る衆愚には、この鍛えた肉体を通す刃はない。
 バキバキのバルクを誇る筋肉(フランス)へと変貌したマリーは、処刑台を破壊し、奪ったギロチンを振るって革命軍をなぎ払うと、愛する子供を取り戻し、祖国を蘇らせるための戦いを始めた……。

 なぜか王妃マリー・アントワネットが、筋肉ムキムキ、バルクバキバキのパワー・アントワネットへと変じ、糸使いの裁縫師やら男の娘の処刑人やら示現流を使いそうな貴公子らとともに革命軍を粉砕する、最強王妃伝説。
 ギロチンを手鏡のようにぶんぶん振り回すマリーの冒険譚。

【パワー・アントワネット】【西山暁之亮】【伊藤未生】【GA文庫】【筋肉革命バトル】【運命とはぶん殴るものである】【パンが無いなら己を鍛えなさい】【背中にヴェルサイユ宮殿】【筋肉は壊してからこそ作り直すもの】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする