付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「本好きの下剋上25」 香月美夜

2020-12-30 | 本屋・図書館・愛書家
 エーレンフェストでの粛正は終わった。
 これでとりあえずは他領の介入や暗躍に歯止めがかかったと思われたが、反面でエーレンフェスト内での勢力図が大きく塗り代わり、領主は台頭してきたライゼガング系貴族の押さえつけに苦労することになる。
 それは貴族院からに帰還したローゼマインも無関係ではない。なにしろライゼガング系貴族の主張は、ヴェローニカの影響が大きく、言動に問題の多い長子ヴィルフリートよりもローゼマインの方が次期領主にふさわしいというものだったからだ……。

 焦って背伸びするヴィルフリートが地雷を踏みつつドンドン泥沼にはまっていく傍らで、ローゼマインが着々と将来を見据えて布石を打っていく回ですが、領主になりたいヴィルフリートに対して、あくまで「本を読みたい」が目的のローゼマインとはかみ合わないのがポイントで、それゆえに空回り感も大きくなります。

【本好きの下剋上25】【司書になるためには手段を選んでいられません】【第五部 女神の化身Ⅳ】【香月美夜】【椎名優】【TOブックス】【ビブリア・ファンタジー】【しいなゆう】【四コマ漫画】【春を寿ぐ宴】【神殿見学会】【国境門】
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