「世の中何が起きるかわからないぞ。将来なんて、あるかどうかわからないぞ」沢北廉太郎の父親の口癖。だから夢は今すぐ叶えろと、それが遺言みたいなものだった。
車で夏の北海道を旅するのが夢だった沢北廉太郎は校則違反の免許を取ったが、それを風紀委員の鮎川あやりに見つかってしまう。これで停学処分、夢もこれで終わりと思いきや、彼女は「事故でも起こされたら大変です。わたしが運転技術を確認します」などと言い出した……。
助手席でいきなり「えー。それでは、毎度ばかばかしいお笑いを一席」などと運転手に気を使いすぎる後輩が可愛いロードムービー的になりそうな青春コメディの立ち上がりまで。
【高３で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。】【裕時悠示】【成海七海】【ＧＡ文庫】【青春冒険ラブコメ】【ひと夏の甘旅】【ゆかいにドライブ】
