「とにかく何でもいいんだよ。何でもいいから声を出すの。そうすれば好きっていう明るいパワーに引きずられて、気持ちが上向くこともあるんだから。それがきっと、言霊なんだよ」とにかく明るい声を出そうと花梨先輩。
放送部部長の花梨先輩は、その上品で透明感ある美声で校内の男子を虜にしているが、現実の先輩は美人な年上お姉様なんかではなく、小動物のようにかわいらしいのだ。
唯一の放送部員の龍之介は、そんな先輩を１日３回褒めて喜んでもらうことを自分のノルマにひっそり掲げているのだが、余裕のある大人な先輩になりたい花梨はそんな部員のささやきに頑として反応せず、恥ずかしがりもしない……ように懸命に努力していた。照れさせられる回数を１日３回未満に抑えることを目標にしていた……。
照れてるのを必至で隠すちっちゃい先輩と、ひたすら褒め続ける後輩の物語。
花梨先輩の猫耳ヘアのデザインがなにげに良いです。
【ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい】【五十嵐雄策】【はねこと】【電撃文庫】【赤面120%な照れかわラブコメ】【抱き枕ソムリエ】
