名古屋圏を舞台にした物語をリストにしてみました。
『ダンジョンクライシス日本』 緋色勇希
日本各地にダンジョンが出現。自衛隊が出動するまでに、ダンジョンから出現した魔物によって民間人や警察官に多数の死傷者を出していた。それから2年。迷宮は封鎖され自衛隊が管理し、その内部では在日米軍が魔物の掃討とダンジョンの攻略を進めていた……。
元自衛官がダンジョンを経由して異世界と行き来できるようになり、2つの世界を行き来しながら遭難者を救出していく物語だけれど、こちらの世界はもっぱら名古屋から豊川あたりまでが買い物やら活動範囲となっています。
『憧れのあの子はダンジョンシーカー~僕は彼女を追いかける?~』 マニアックパンダ
ダンジョンが存在する現代日本。孤児院で育った高校生、横川一太には好きな女の子がいるが、彼女は現在世界で只一人の「勇者」という高嶺の花で探索者シーカーの頂点となるべき存在。勇者はその者が生きている限り他の国には誕生しないため、諸外国から命を狙われる存在でもある。そんな彼女になんとかお近づきになりたいと願っていた横川に発現した職業はなんと「NINJYA」だった……。
ダンジョン探索ものとかラブコメというよりは、煩悩だらけでダメダメな主人公がいつの間にか覚醒しているのに本人だけが気づいていないサクセスストーリー。挑むダンジョンがいきなり「名古屋栄」ダンジョン、次に「渥美」ダンジョン、「名古屋北」、「香嵐渓」に「日間賀島」と完全にご当地ダンジョンものになっているのも嬉しいかな。
『大須裏路地おかまい帖』 神凪唐州
名古屋の大須は昔ながらの門前町で、下町文化が今も残る地域であるだけでなくパソコンからコスプレまで、さまざまな要素がぎっちり詰まった町。そんな大須の一角にある北野神社の新米宮司である北野諒は、神社だけでは食べていけずに小料理屋「なご屋」の雇われ店長もしているのだが、この店の常連の多くは妖怪だか物の怪だか神仏だかであった……。
手羽先餃子から志の田うどんまで、登場人物たちが美味そうなものを食べながら、ちょっとした怪異や大きそうな悪意に立ち向かう、現代妖怪ご町内もの。
『立身出世物語。俺は風俗店(ここ)で今日も頑張っています。』 もふもふもん
無職でぶらぶらしていた木村太郎が、心機一転で再就職しようと「総合レジャー店」の幹部候補生募集にエントリーしてみたら、それは風俗営業の店長候補だった……。
キャバクラとかソープランドとかが舞台になるけれど、原価率や回転率、人心掌握や人材育成という視点で話が進むので、エッチを期待した人は残念でした、のビジネス小説。それまでパッとしなかった人間が、舞台が変わることによって意外な才覚を示して頭角を現していくという正統派のサクセスストーリー。具体的な地名はほとんど出て来ないけれど、メインの舞台は名古屋錦で、もう1ヶ所は豊橋です。
『かりん歩』 柳原望
名古屋の覚王山日泰寺近くの裏通りにある小さな喫茶店を舞台に、祖父の後を継いだ女性の(妹溺愛の)日常譚。
迷ったときはとにかく歩くと栄セントラルパークやら大高あたりまで、あちらこちらを歩きながら見て回り感じる地理マンガです。
『安達としまむら』 入間人間
安達としまむらは、どちらも真面目か不良かといわれたら不良に分類されるような女子高生。髪を染めて、お化粧して、今日も授業をサボって体育館の2階でピンポン三昧。そんな彼女たちの前に宇宙服に身を包んだ謎の人物が姿を現した……。
身近な大都会というと名古屋の名前があがる、そんなに田舎では無いけれど、それほど都会でも無い町の、女子高生2人の(友情以上、百合未満の)日常。
『スガリさんの感想文はいつだって斜め上』 平田駒
長野から転入してきたミステリアスな美少女、須賀田綴は生で食べるのが美味いと好物のスガリ(地蜂の幼虫)をお弁当に持ってきて以来、私立鶴羽学園では奇人と認識されている。呼び名もスガリだ。そんなスガリが読書感想部というサークルを立ち上げようと決めた。部員は自分だけ。顧問には直山先生にお願いしようと思う。直山先生は愛知県初の男性家庭科教諭。見た目は立派な体格をしているが、スポーツは苦手で趣味は手芸。手芸部が廃部になって、ちょうど暇そうなのだ……。
誰もが普通に知っていて、教科書やら何やらで読んでいる有名な作品に違った角度からスポットを当てて、そこに隠されている別の物語、別の意味を見いだし、それが現実で起きている事件とシンクロする日常系ビブリオミステリです。舞台は名古屋、八事日赤の近くにある私立高校。
『すべてがFになる』 森博嗣
知多半島の先端に位置する孤島、妃真加島にある真賀田研究所ではさまざまなハイテク研究が優秀な研究者たちによって進められているが、その頂点に君臨するのが現存する最高の天才にして14歳のとき両親殺害の罪に問われて以来、研究所の一室に閉じこもっている真賀田四季博士。その彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた……。
いわゆる新本格に区分されるミステリ小説。このN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵のコンビを主人公にしたシリーズは毎回名古屋界隈が舞台になりますが、この孤島のモデルとなったのが日間賀島。ミステリとは違って毎日何便も定期船が通う観光と漁業の島です。
『ダンジョンクライシス日本』 緋色勇希
日本各地にダンジョンが出現。自衛隊が出動するまでに、ダンジョンから出現した魔物によって民間人や警察官に多数の死傷者を出していた。それから2年。迷宮は封鎖され自衛隊が管理し、その内部では在日米軍が魔物の掃討とダンジョンの攻略を進めていた……。
元自衛官がダンジョンを経由して異世界と行き来できるようになり、2つの世界を行き来しながら遭難者を救出していく物語だけれど、こちらの世界はもっぱら名古屋から豊川あたりまでが買い物やら活動範囲となっています。
『憧れのあの子はダンジョンシーカー~僕は彼女を追いかける?~』 マニアックパンダ
ダンジョンが存在する現代日本。孤児院で育った高校生、横川一太には好きな女の子がいるが、彼女は現在世界で只一人の「勇者」という高嶺の花で探索者シーカーの頂点となるべき存在。勇者はその者が生きている限り他の国には誕生しないため、諸外国から命を狙われる存在でもある。そんな彼女になんとかお近づきになりたいと願っていた横川に発現した職業はなんと「NINJYA」だった……。
ダンジョン探索ものとかラブコメというよりは、煩悩だらけでダメダメな主人公がいつの間にか覚醒しているのに本人だけが気づいていないサクセスストーリー。挑むダンジョンがいきなり「名古屋栄」ダンジョン、次に「渥美」ダンジョン、「名古屋北」、「香嵐渓」に「日間賀島」と完全にご当地ダンジョンものになっているのも嬉しいかな。
『大須裏路地おかまい帖』 神凪唐州
名古屋の大須は昔ながらの門前町で、下町文化が今も残る地域であるだけでなくパソコンからコスプレまで、さまざまな要素がぎっちり詰まった町。そんな大須の一角にある北野神社の新米宮司である北野諒は、神社だけでは食べていけずに小料理屋「なご屋」の雇われ店長もしているのだが、この店の常連の多くは妖怪だか物の怪だか神仏だかであった……。
手羽先餃子から志の田うどんまで、登場人物たちが美味そうなものを食べながら、ちょっとした怪異や大きそうな悪意に立ち向かう、現代妖怪ご町内もの。
『立身出世物語。俺は風俗店(ここ)で今日も頑張っています。』 もふもふもん
無職でぶらぶらしていた木村太郎が、心機一転で再就職しようと「総合レジャー店」の幹部候補生募集にエントリーしてみたら、それは風俗営業の店長候補だった……。
キャバクラとかソープランドとかが舞台になるけれど、原価率や回転率、人心掌握や人材育成という視点で話が進むので、エッチを期待した人は残念でした、のビジネス小説。それまでパッとしなかった人間が、舞台が変わることによって意外な才覚を示して頭角を現していくという正統派のサクセスストーリー。具体的な地名はほとんど出て来ないけれど、メインの舞台は名古屋錦で、もう1ヶ所は豊橋です。
『かりん歩』 柳原望
名古屋の覚王山日泰寺近くの裏通りにある小さな喫茶店を舞台に、祖父の後を継いだ女性の(妹溺愛の)日常譚。
迷ったときはとにかく歩くと栄セントラルパークやら大高あたりまで、あちらこちらを歩きながら見て回り感じる地理マンガです。
『安達としまむら』 入間人間
安達としまむらは、どちらも真面目か不良かといわれたら不良に分類されるような女子高生。髪を染めて、お化粧して、今日も授業をサボって体育館の2階でピンポン三昧。そんな彼女たちの前に宇宙服に身を包んだ謎の人物が姿を現した……。
身近な大都会というと名古屋の名前があがる、そんなに田舎では無いけれど、それほど都会でも無い町の、女子高生2人の(友情以上、百合未満の)日常。
『スガリさんの感想文はいつだって斜め上』 平田駒
長野から転入してきたミステリアスな美少女、須賀田綴は生で食べるのが美味いと好物のスガリ(地蜂の幼虫)をお弁当に持ってきて以来、私立鶴羽学園では奇人と認識されている。呼び名もスガリだ。そんなスガリが読書感想部というサークルを立ち上げようと決めた。部員は自分だけ。顧問には直山先生にお願いしようと思う。直山先生は愛知県初の男性家庭科教諭。見た目は立派な体格をしているが、スポーツは苦手で趣味は手芸。手芸部が廃部になって、ちょうど暇そうなのだ……。
誰もが普通に知っていて、教科書やら何やらで読んでいる有名な作品に違った角度からスポットを当てて、そこに隠されている別の物語、別の意味を見いだし、それが現実で起きている事件とシンクロする日常系ビブリオミステリです。舞台は名古屋、八事日赤の近くにある私立高校。
『すべてがFになる』 森博嗣
知多半島の先端に位置する孤島、妃真加島にある真賀田研究所ではさまざまなハイテク研究が優秀な研究者たちによって進められているが、その頂点に君臨するのが現存する最高の天才にして14歳のとき両親殺害の罪に問われて以来、研究所の一室に閉じこもっている真賀田四季博士。その彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた……。
いわゆる新本格に区分されるミステリ小説。このN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵のコンビを主人公にしたシリーズは毎回名古屋界隈が舞台になりますが、この孤島のモデルとなったのが日間賀島。ミステリとは違って毎日何便も定期船が通う観光と漁業の島です。