奴隷の少女ティアナの献身によって、冒険者としてのハリスはスカウト職としての評価を着実に上げていたが、そんなハリスをエレオーラ姫は腹心として抜擢することを決めていた。彼の師匠の遺志を継いでタンダール王国を支える力になれというのだ。ゼークトらと共に迷宮の軍神バラスを討伐し、王国の西方に根を張るマーキト族の族長の娘チーチを婚約者として迎え入れ(ハリス自身は拒否している)、聖騎士セークトの無二の友。ハリスが表舞台に立てば、地位や能力を持つ志操堅固な人材が集まってくるだろう。
もちろんハリス自身の望みはティアナと静かに暮らすことだけなのだが、エレオーラは国を滅ぼさないためには彼を引き込むことが最善手なのだと譲らない。しかし、ハリスの敵は多い。個人的に恨みを持つ者も少なくないけれど、その活躍によって計画を潰された王国を狙う連中や国内で勢力拡大を企む貴族にとっては目の上のたんこぶだ。さまざまな刺客が手を替え品を替えて襲ってくるのだ……。
表紙の幸せそうなハリスは無精ひげもなくスッキリしていますが、大丈夫です。すぐにもじゃもじゃになります。
新人冒険者の育成を引き受けたり、通りすがりに人助けするうちに事件に巻き込まれ、のんびりしようとしているうち国の大事に巻き込まれて王国内で一目置かれる存在となっていく、酔っぱらわなくなった盗賊の紆余曲折の七転び八起きの再生譚、ついに完結。ウェブ連載時のエピローグや外伝を取捨選択し、さらにあれこれ加筆しての最終章ですが、ホフマンとチーチ姫が組んだ経緯とか、エイリア神官がハリスの所在を突き止めた経緯とかはカットです。ハリスはあっちに不具合を残したまま、ティアナは男と女の営みを未だわかっていない様子。ウェブでは第二部「レッケンバーグのギルド長」が少しだけ載ってますが、実質的にこの3巻相当分で完結。続きが気になりますね。
【酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う3】【新巻へもん】【むに】【MFブックス】【やさぐれ盗賊の再生譚】【カクヨム】【墓荒し】【結婚式】
もちろんハリス自身の望みはティアナと静かに暮らすことだけなのだが、エレオーラは国を滅ぼさないためには彼を引き込むことが最善手なのだと譲らない。しかし、ハリスの敵は多い。個人的に恨みを持つ者も少なくないけれど、その活躍によって計画を潰された王国を狙う連中や国内で勢力拡大を企む貴族にとっては目の上のたんこぶだ。さまざまな刺客が手を替え品を替えて襲ってくるのだ……。
表紙の幸せそうなハリスは無精ひげもなくスッキリしていますが、大丈夫です。すぐにもじゃもじゃになります。
新人冒険者の育成を引き受けたり、通りすがりに人助けするうちに事件に巻き込まれ、のんびりしようとしているうち国の大事に巻き込まれて王国内で一目置かれる存在となっていく、酔っぱらわなくなった盗賊の紆余曲折の七転び八起きの再生譚、ついに完結。ウェブ連載時のエピローグや外伝を取捨選択し、さらにあれこれ加筆しての最終章ですが、ホフマンとチーチ姫が組んだ経緯とか、エイリア神官がハリスの所在を突き止めた経緯とかはカットです。ハリスはあっちに不具合を残したまま、ティアナは男と女の営みを未だわかっていない様子。ウェブでは第二部「レッケンバーグのギルド長」が少しだけ載ってますが、実質的にこの3巻相当分で完結。続きが気になりますね。
【酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う3】【新巻へもん】【むに】【MFブックス】【やさぐれ盗賊の再生譚】【カクヨム】【墓荒し】【結婚式】