付け焼き刃の覚え書き

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「空想お料理読本」 ケンタロウ×柳田理科雄

2010-05-13 | 食・料理
 アニメや特撮の設定や描写を科学的に検証するという、柳田理科雄の初期著作を何冊か読んだのだけれど、結論が「だから科学的にこれは間違っている」というあたりで止まってしまうことが多いという印象が強く、「今の常識や科学ではおかしいけれど、ならばどうすれば理屈づけられるか」まで発展させることを期待していた自分としてはなんとなく遠ざかっていたのでした。
 でも、今回は料理研究家・イラストレーターのケンタロウとコンビを組んで、再現できるモノは再現していこうという本なので、そのあたりの不満は改善されていて一安心。2人がビデオを観つつ思い出を語りながら、なんとか理屈づけ、作れるモノは作り方を紹介していくという形ですが、さすがにギャートルズのマンモスの肉はどうにもなりませんでした……。

 こどもの頃に観た『オバケのQ太郎』で“ラーメン大好き”小池さんが結婚し、料理好きの奥さんが美味しい手料理を作ってくれるのだけれど、ラーメンが食べたくて食べたくて意気消沈してしまう話がありました。そんなにラーメン好きならと奥さんがラーメンを作ってくれるようになるのだけれど、食べたいのはちゃんとしたラーメンではなくインスタントラーメンなのに言い出せなくて……という話だったという記憶。こどもの頃の記憶は鮮明だなあ。模造記憶が混じっている可能性もあるけれど。
 ただ、小池さんのラーメンがどんぶりに材料を入れてお湯をかけるだけなのか、それとも鍋で煮るやつだったか思い出せないんです。やかんを運ぶ描写があった気がするからチキンラーメンだったと思うんだ……。

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