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ボロジノの戦いを前にした、アンドレイ・ニコラーエヴィチ・ボルコンスキィ公爵の言葉。そんな帝国日本軍みたいな精神論をふりかざしているから……。
ナポレオンのロシア遠征を背景に帝政ロシアにおける貴族の興亡を描いた、全4部からなるトルストイの群像劇……をスパッと端折って上下巻あわせて400ページそこそこにコミック化したもの。
わたしもきちんと読み切ったことのない大河小説なんだけれども、ロシアの作家による祖国バンザイ的な視点の話を、ナポレオン大好きな作家がコミック化したものだから、ロシア貴族の社交だ恋愛だ没落だというあたりが大幅にカットされ、戦争部分の比率が高くなりました。ダブー元帥、大活躍。
これを読んでの感想が「予備戦力の投入タイミングを間違えるとあかんなー」というのは、『戦争と平和』の読み方として間違っている気がします。
【戦争と平和】【レフ・トルストイ】【岸田恋】【恋塚稔】【フリアン54歳】【1812年戦役】
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