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シェイクスピアは悩んでいた。普通の悲劇というだけでは刺激が足りない気がする。有名になった彼には内容に口出しする者がいなくなり、本当に面白くなっているかどうか、自分だけで判断しなくてはいけない。そこでシェイクスピアは、執筆中の作品の結末を幾つも書いてみることにしているのだ。
ところで、戯曲の主人公であるスコットランドの将軍マクベスは、自分がノルウェー軍との戦いから破滅するまでの人生を何度も繰り返していることに気がついていた。なにをどうしても破滅してしまうのだ……。
転生というかタイムリープものですね。すべてシェイクスピアが悪いんや。
ハルキ文庫の名作を転生ものにしてしまったシリーズ第1期の3冊目で、この中ではいちばん面白かったです。誰もがそれぞれの人生という舞台においては主人公というスタンスで、その物語の登場人物が必死により良き未来を目指してあがく物語です。
【転生マクベス】【かたなかじ】【あしか望】【ハルキ文庫】【新・エンターテインメント】【魔眼】
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