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面子だとか権威だとか利益がどうとか、楽しくプレイする、楽しんで観戦することに比べたらたいした問題ではないとキング・スペイド。
18歳のレッド・ウォーカーは元メジャーリーグ選手だった父親に鍛えられて育ったサウスポーの女性投手。その彼女がビーバーズに入団し、快速球とスクリューボールを武器に活躍したことから、弱小チームが強豪チームへと変貌していく。
出版社と表紙を変えてバージョンが3つくらいあります。続編も出てます。ということは、それなりに面白いんだろうなあ。でも、ちょっと表紙がけばくてイヤだなあ。同じ集英社文庫でももっと温和しいのが出ているようなので、機会があったら買い直そう。
最初に翻訳が出版されたのが1977年。
日本のプロ野球チームがドラフト会議で正体不明の女性を投手で指名した、マンガ『野球狂の詩』の水原勇気編が1975年スタート。
弱小少年野球チームが少女アマンダを投手に迎え入れて躍進する、映画『がんばれ!ベアーズ』が1976年公開。
弱小メジャーリーグチームがコンピュータ野球で躍進する、小説『プレーボール!2002年』にお色気女性選手が登場するのが1980年。
このあたりの時代は、女性が男性だけのスポーツに参加するのはありえないけど不可能じゃない……くらいの空気があったのかもしれません。
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