付け焼き刃の覚え書き

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「南海奇皇ネオランガ」 オリジナル・サウンドトラック3

2018-02-26 | 怪獣小説・怪獣映画
 東京武蔵野で貧しくもたくましく生きる島原三姉妹に行方不明だった兄が遺したものは、インドネシア沖合のバロウ王国の王位と、島を守る巨大な神ネオランガだった……。

 衛星放送の黎明期、BSチューナーを普及させるためか、WOWOWは無料放送枠に映画やらオリジナルアニメやらをぶち込んできました。そのアニメ枠がアニメコンプレックスで、1時間に3本のアニメを放映するというもので、その筆頭がこの『南海奇皇ネオランガ』と『アンドロイド・アナ MAICO2010』『ああっ女神さまっ~小っちゃいって事は便利だねっ』の3作品。メカに怪獣に美少女と、なにがキラーコンテンツか理解しての投入ですね。
 『南海奇皇ネオランガ』は番宣ポスターやオープニング・エンディング映像やビデオパッケージなどで、島原三姉妹のほぼ全裸にボディペイント姿が有名ですが、本篇ではそんなシーンはちらりともなく、元祖「オープニング詐欺」といえる作品。南の島の怪獣大決戦になるかと思ってたのに……。
 神ネオランガは身長18メートルのロボットとも生物とも精霊とも知れぬ存在で、南の島からとっとと舞台を東京に移し、自衛隊と戦ったり、神国日本の対抗兵器とも言うべき虚神と戦ったりしましたが、なんとなく社会派ドラマ臭が強く、怪獣ものとかロボットものとして視ていると消化不良になる作品でした。でも、とにかくオープニング映像と音楽が良いので、何年かに1度は観たくなります。
 これはそのサントラ盤の3枚目。シリーズ前半の音楽を集めた1枚目、後半の2枚目があるので、3枚目は拾遺集になりがちですが、テーマ曲のテレビサイズはこの3枚目にしか収録されていないのです。
 ちなみに初期オープニング曲「風の眠る島」は、唄う宮村優子の息継ぎの音がやけに大きく、自分はそれが気になってイライラしましたが、その息音にハーハー喜んで聞いていた層もいると聞いて、「わざと?わざとなのか!」と疑うことに。

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