付け焼き刃の覚え書き

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「誰にでもできる 影から助ける魔王討伐2」 槻影

2017-05-25 | 異世界転移・召喚
「奇跡は決して無限ではない。浅い信仰は神に対する冒涜であり、深い悲劇を生む」
 だから聖勇者の価値を計ろうと異端殲滅官の序列三位“殲滅鬼”グレゴリオは告げる。たとえそれで勇者が死んでも仕方がない。選ばれし勇者にとって弱さは罪だと。

 男だからとアレス司祭をお払い箱にした勇者の一行は、力試しで地下墳墓に挑んだものの、アッという間に全滅した。アンデッドが怖くて、最下級の悪霊ひとつ斃せずに壊滅したのだ。
 しかし、今さらこんな勇者に同行しようという女僧侶などいるはずもない。
 だが、いないなら作ってしまえと、アレスのサポートに回された白魔導師のアメリアは、教会が養っている孤児の中から見た目優先で少女1人選び出し、今日から僧侶だと指名した……。

 異端殲滅教会の第一位、“超越者”アレス・クラウンが、腹に一物かかえた上司と無能な勇者に挟まれて中間管理職的なポジションで苦労する物語。増援はぽちぽち来るけれど、狂信者だったり、勇者をナチュラルにクズ呼ばわりしたり、足を引っ張るばかりのような気がします。
 そんな中、初心者スピカがいかに腹をすえるかが今回の見所です。

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