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09年度予算編成

2008-06-09 11:47:17 | Weblog
08年度の予算執行が始まったばかりと言うのに、もう09年度予算編成の話が
始まりました。
ご存じの様に今まで財務省が一手に行って居た予算編成を平成13年小泉政権から
内閣府に設置された経済財政諮問会議で大枠を決める事にされました。
まず6月に予算編成の基本的考え方について、審議会の分科会が建議します。
それから6月から7月にかけ経済財政運営と構造改革に関する基本方針、骨太方針を閣議決定を致します。
7月から予算の全体像を審議会が決定し、財務省はそれに基づく概算要求基準所謂シーリングを閣議決定します。
各省は8月末までに概算要求を出します。諮問機関は12月を目途に最終予算編成
の基本方針を決定します。その後財務省が査定作業に入ります。
12月20日財務省は各省庁に原案内示をします。復活折衝を経て政府案決定し
翌年の通常国会で審議、予算案が決定する流れです。
今年は小泉内閣時代骨太の方針06年で約束した2011年までに基礎的財政収支
黒字化達成目標を踏襲する事が困難化してきました。
各省や与党から歳出削減路線の見直し要求が噴出してきました。
審議会の分科会の建議はこの見直し要求を批判して歳出削減路線の堅持を求める
ものでした。
社会保障費を毎年2200億円削減する事。国民年金の基礎部分を国庫負担分を
2分の1に引き上げる事。後期高齢者医療制度の保険料軽減措置に伴う負担増等。
この様なニッチモサッチモ行かない難問題を抱え歳出削減路線の堅持が可能か?
國の借金800兆円幾らかでも減らす努力はするべきでしょう。
しかし小手先で国民を誤魔化したり、これ以上国民に塗炭の苦しみを与える事には
賛成しかねます。
私達も國の財政の半分40兆円は国債等借金返済に約20兆円。社会保障費に  約20兆円が充てられている現実を直視する事が肝要だと思います。