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五つの安心プランと2008骨太方針原案

2008-06-24 08:56:00 | Weblog
難局を乗り切った福田首相が通常国会の閉会を受け記者会見を開きました。
国民が一番聞きたいのは、原油高騰による諸物価高騰対策。消費税の行方。
医療制度問題。ECO関係そして解散総選挙の時期です。
福田首相は国民の目線で改革の実行に努力する事をさかんに力説しました。
まず7月に厚労省が纏める予定の社会保障に関する五つの安心プランについて説明があった。
①緊急医療の強化勤務医の負担軽減医師不足対策等医療問題。②日雇い派遣の禁止非正規雇用者対策等雇用問題③子育て支援等少子化対策。④後期高齢者問題、年金
問題⑤厚労省の組織見直し。どれをとっても厚労省にとっては、待ったなしの緊急議題です。それは今国民にとっても一番の関心事でもあります。
7月にどう纏まるか、私達の生活に直接関わる事です。
国民の目線で改革を行うと云う首相の言葉を信じ期待するより外は無い様です。
次に2008年骨太方針の原案について説明がありました。
先に経済財政諮問会議の審議会分科会建議で示された歳出削減路線の堅持を基本に
2008年骨太方針原案は当然最大限の歳出削減を打ち出しているがどう削減するのか指針については、述べていません。
特別会計の見直し、各省庁のムダの洗い直し等国民の納得の行く解決に向け努力を
約束されたのを信じるより外は無い様です。
道路特定財源制度は今年の税制抜本改革で09年度から一般財源化をうたって
居るが、族議員の反撃が予測されるのでこれも不透明です。
原油高騰で中小企業、農漁業、離島、の生活関連対策の実施これも財政逼迫の折、何処までやれるか疑問です。
環境税を含め税制全般の見直しについては、日経連は環境税に反対を表明しているし、消費税率値上げは財源確保と政権の消滅と言う危険性を孕んだ両刃の凶器です果たして何処まで実施する度胸があるか?国民にとって実施の有無、どちらが良い選択か?しかしいつまでも先送りは出来ません。
最後に、低炭素社会の構築や間伐材のバイオマス利用。干ばつ渇水対策等が原案の骨子です。
あとは与党との調整のうえ閣議決定がなされ09年度財政のシーリング作成
と移っていきます。
一番の関心事、消費税値上げ問題と内閣改造や解散総選挙問題について、記者質問に対し、首相は消費税値上げは2~3年の長い単位での段階と明言をさけました。
内閣改造にしては、前の安倍内閣の引き継ぎであるが各閣僚が一生懸命にやって 居るので、いずれは検討せねばならないが今は考えてない旨の回答でした。
また解散総選挙に対しては、この重大局面で政治を中断してまで、総選挙をせねば
ならない理由は見つからない。今の処国民の目線に立った改革や施策を着実に推進
して行く積もりだと決意を述べられた。
色々問題も多いが、少しずつでも改革が進んで居る事は評価すべきだと思います。