日々好日

さて今日のニュースは

自民党総裁選公開討論会

2008-09-13 10:22:29 | Weblog
10日の告示締め切り後の立候補所信表明に続き、12日は公開討論会が開かれました。
所信表明では、石原候補は、心の通った改革続行!!行革そして年金問題解決を。
小池候補は日本勿体ないぞ宣言。チェンジを!!但し21世紀の日本のためには、変えるべきものは変え、守るべきものは守るをモットーに。
麻生候補はもっと日本の底力を示せ!!GDP515兆円の実力に自信を持て!!
石破候補は立て直しを!!日本国も自民党も再構築して立て直しを。國の安全保障
について考え国民の賛意を得られる様に。
与謝野候補は暖かい住み良い国民生活を子供に孫に残すためには、財政再建を
そのためには消費税所得税法人税等税の抜本的検討が必要である。
こう云った趣旨の表明があったと記憶しています。
今回の公開討論会では麻生候補が具体的に財政出動の必要性を強調しその為には
税制改革や特会の埋蔵金検討。設備投資や住宅関連減税等を上げた。
何よりもプライマリバランスは決めた時より状況が変化して居るので、改めるべき
だ。総裁選が終ったら他の4候補と共に選挙戦で手を繋ぐべきだと強調した。
石破候補は経済対策優先で09年度予算案まで見届け来年任期満了後の選挙も有り
との見解で、中央省庁の再々編や地方分権推進を呼びかけた。
与謝野候補も石破候補と同じで経済対策優先。選挙は任期満了後が望ましい。
また日本社会持続するには、財政再建。税制改革。社会保障の維持が重要課題だと
強調しました。
石原候補はガソリン税の國の取り分の減税。消費税法人税所得税を3年間で見直す
事を提案した。
小池候補は小泉構造改革路線の継承を表明し、霞が関をぶっ壊すと公務員制度改革に取り組む事を強調しました。
何れも結構な事で、国民はこの全てを早急に実施して頂きたいが、あくまで努力
目標だろうから、あまり大きな期待は持てそうにありません。
此処で問題になったのが、小泉政権の構造改革路線についてそれぞれ微妙に立場の
表明が違って来ました。
いずれこの5人は小泉構造改革路線に直接係わった大臣や党役員を歴任しています
何れも評価すれど、このまま推進するかで意見は分かれた様です。
折しも亡霊の如く小泉前総理が世間に出てきました。早速小池候補を強力に推薦し
ますと発言し永田町は騒然となりました。
石原候補は9割成功1割配慮不足で改革推進賛成。
小池候補も100点満点ではないが、後退すると余計犠牲が増える。信念で改革
続行。
麻生候補は改善と改悪の両面が有る。痛みには補修を。
石破候補は7割評価、成果を急ぎ配慮を欠いた。地方には怨嗟の声が残った。
与謝野候補は財政出動せず構造改革で需要創出を止めたのは評価する。但し市場
原理主義を取り入れ、企業や労働者に荒廃をもたらした。
私は年金問題、医療問題、食品問題、雇用問題、教育問題全て行き着くところは
公務員改革ではないかと思います。
経済問題。財政再建問題、全て握って居るのは官庁です。
それも縦割りの非効率的な官僚制度が一番のネックではないか?
お役人無くしては1日も日本国は成り立ちません。
しかし、それをコントロールする政治家や国民が閉め出されて居る事が問題です。
目の先の経済問題もさる事ながら、どこまでこのお役人天国をコントロール出来る
総裁が選ばれるか?期待半分諦め半分で成り行きを見守っています。