今回麻生内閣発足で中川財務金融相が出現したことは、一つの驚きとして映りました。
10年前日本は金融行政の失敗と、大蔵省のスキャンダルが主な原因ですが、金融の自由化という大義名分で大蔵省を解体し財政担当の財務省と、金利等金融行政を
担当する金融庁に分離しました。
当時大蔵省には、肥満化した官僚世界の頂点で、巨大な権力を欲しい儘にした構図がありました。
予算配分で各省庁や政治家、地方を操り支配しました。
そして金利等で市場経済をコントロールする銀行を意のままに動かして我が国の
金融行政を支配していました。
大蔵省のスキャンダル暴露と同時にこの権力集中に批判が集まり、大蔵省解体論
がわき上がり行政改革の一端として財政と金融の分離が行われました。
当然予算配分等財政担当は財務相が、市場経済等金融担当は金融庁の金融担当相が
別れて担当する事となりました。
その後この二人の大臣が日本の財政や金融政策を動かしてきました。
今回の組閣で財政担当と金融担当大臣を一人で兼務する事としたに対し驚きと
不安を持って迎えられた事は当然の事です。
しかし世界中を見渡してみて、財政と金融を分離して居る國は余りない様です。
日本の様な強大な権力の集中する構図が生まれ難いシステムになって居るからか?
この財政と金融は経済を動かす両輪の様なもので、どちらが欠けても、ダメになっ
てしまいます。
この変動の激しい世界経済では、財政と金融の分離はリスクが多すぎると判断
した首相の決断だったのでしょうか?
ただ今回任命された中川財政金融相は前に経済産業相等歴任されて居ますので
どうしても産業界側の立場で所謂バラマキ宣言までされています。
不景気とインフレが同時進行のスタグフレーションが噂され、金利政策は一歩
誤ると大変な事態となります。
財政立て直しの先送りは既定の事実となり、景気回復に政策の重点は置かれるでしょう。
止まる処を知らぬ物価高、品不足、インフレともデフレともつかない、今日の日本経済果たして打開出来る策があるのか?
低金利は国民にタンス預金を許し死蔵金の増加余計景気回復にブレーキを掛けます
幾ら低金利でも、物価高だと設備投資するバカは居ません。
企業は守りの体制でサラリーは切り下げこの悪循環何処かで断ち切らねばならないが、今回の財政と金融政策の統合は果たして吉と出るか?凶と出るか?
10年前日本は金融行政の失敗と、大蔵省のスキャンダルが主な原因ですが、金融の自由化という大義名分で大蔵省を解体し財政担当の財務省と、金利等金融行政を
担当する金融庁に分離しました。
当時大蔵省には、肥満化した官僚世界の頂点で、巨大な権力を欲しい儘にした構図がありました。
予算配分で各省庁や政治家、地方を操り支配しました。
そして金利等で市場経済をコントロールする銀行を意のままに動かして我が国の
金融行政を支配していました。
大蔵省のスキャンダル暴露と同時にこの権力集中に批判が集まり、大蔵省解体論
がわき上がり行政改革の一端として財政と金融の分離が行われました。
当然予算配分等財政担当は財務相が、市場経済等金融担当は金融庁の金融担当相が
別れて担当する事となりました。
その後この二人の大臣が日本の財政や金融政策を動かしてきました。
今回の組閣で財政担当と金融担当大臣を一人で兼務する事としたに対し驚きと
不安を持って迎えられた事は当然の事です。
しかし世界中を見渡してみて、財政と金融を分離して居る國は余りない様です。
日本の様な強大な権力の集中する構図が生まれ難いシステムになって居るからか?
この財政と金融は経済を動かす両輪の様なもので、どちらが欠けても、ダメになっ
てしまいます。
この変動の激しい世界経済では、財政と金融の分離はリスクが多すぎると判断
した首相の決断だったのでしょうか?
ただ今回任命された中川財政金融相は前に経済産業相等歴任されて居ますので
どうしても産業界側の立場で所謂バラマキ宣言までされています。
不景気とインフレが同時進行のスタグフレーションが噂され、金利政策は一歩
誤ると大変な事態となります。
財政立て直しの先送りは既定の事実となり、景気回復に政策の重点は置かれるでしょう。
止まる処を知らぬ物価高、品不足、インフレともデフレともつかない、今日の日本経済果たして打開出来る策があるのか?
低金利は国民にタンス預金を許し死蔵金の増加余計景気回復にブレーキを掛けます
幾ら低金利でも、物価高だと設備投資するバカは居ません。
企業は守りの体制でサラリーは切り下げこの悪循環何処かで断ち切らねばならないが、今回の財政と金融政策の統合は果たして吉と出るか?凶と出るか?