日々好日

さて今日のニュースは

世界的経済の信用伸縮とCDS危機

2008-09-23 10:28:59 | Weblog
米国のサブプライムローンに端を発した世界金融不安は欧州でまず、銀行間の  
信用伸縮が始まり資金調達不能が起こり銀行の資金不足による破綻寸前まで行きました。
このサブプライムローンは始めからリスクの高いもので、住宅の高騰を見越して
くまれたものです。
金融業者は危険分散のため、甘い蜜をつけて証券化した金融商品として世界中に
売り出しました。
厄介な事にこの全ての金融商品が危険商品ではないと云う事です。当たりが悪いと
ババ抜きさながら、ぺケとなります。そのため全てが敬遠されるのです。
それで余計被害が長期化し額が不明で不気味な存在となっています。
証券化された金融商品は他にも債務担保証券(CDO)や住宅ローン担保証券等があ
つて、今回破綻した米国リーマンブラザーズ等が金融商品の証券化や販売を手がけていました。
当然この様な危険度の高い金融商品には保険が欠かせない条件です。
保険会社は二の足を踏みます。そこで一種の企業倒産保険に似た、CDSと言う
保証料を支払うから販売に参加して欲しいと言う金融業者が出てきました。
これがまたうま味がある商売で、力以上に拡大しクレジットバブルが出来てしまいました。
これが今回はじけてしまいCDSの危機と叫ばれる所以です。
信用伸縮と言い、此のCDS危機説は、ドル価値の急激な低下と相まって、
米国経済が、果ては欧米経済の崩壊等との噂まででる始末です。
ましてや順調に急進中のアジア通貨も殆どが米国に依存しているので、親亀が倒れれば子亀の倒れるで、世界金融危機がそこまでやって来ています。
現在一番の成長株IT産業もITバブルが心配され崩壊の危機が危惧されるまでになつた。
本当に暗い話ばかりです。それでも金融商品の先物取引と言われるデリバティブは
6京円規模で更に拡大していると言う。
信用伸縮もCDSの危機も要は如何に人を信じるかに係ります。
信用が失われ、俺が俺がの世の中になったら本当に闇夜の世界になってしまいまい
そうです。