日々好日

さて今日のニュースは

臨時国会始まる

2008-09-29 19:01:34 | Weblog
前の福田内閣より、条件が厳しくなった麻生内閣の所信表明が注目されて居ました
衆院選を意識してか、挑発的な対決姿勢を独特の麻生語で語りました。
前の福田首相が、崖っぷち内閣と半ばやけっぱちな低姿勢と相反する所信表明の様に感じました。
まず演説の冒頭で前の内閣の投げ出しで迷惑をかけた事を陳謝し、併せて中山
國交相の不祥事を詫びました。
明るい、強い日本の実現に逃げない決意を述べ、経済対策として、景気回復を優先し財政再建と改革に意欲を述べました。3年を約束しました。
そして国会運営について民主党に戦いを挑む様な調子で補正予算案等に対し反対するなら財政裏付けの代案を持って代表質問で質する様に挑んだ。
またインド洋の賛否や日米同盟をどうするかはっきり回答せよと対抗意識を全面に打ち出しました。
また地方道路財源についてや消費者庁創設について議論を挑む論調でした。
民主党を意識した、全く異例の所信表明でした。
肝心の麻生首相が今後どの様に運営していくか?等は伺い知る事は難しい様です。
その緊急経済対策として提出される補正予算案規模は1兆8081億円となった。
財源は前年度繰り越し金3160億円。今年度使われなかっ財源約1兆599億円
をやりくりして不足分3950億円を赤字国債?で充てる事となった。
是で今年度国債発行高は25兆7430億円となりました。
財政再建の道が又一歩遠のきました。
緊急経済対策の補正予算は主に油関係の漁業や肥料関係の農業、中小企業、校舎
耐震工事等に振り向けられると云う。
是が本年中に確実に成立して、年内に経済のカンフル注射となりうるか、それは
代議士先生方の考え方一つにかかっています。

米国金融危機法案

2008-09-29 10:33:52 | Weblog
ブッシュ政権はとうとう不良債権買い取り等公的資金導入を盛り込んだ金融危機
法案の合意を取り付けました。
これで75兆円の公的資金が投入されて米国発金融危機の収束を図る目途がついた
のではと、云われて居ますが果たしてそうなのか?
日本の年間国家予算84兆円に匹敵する額で有るが、日本の過去のバブル崩壊で 金融機関救済に使った金額は初段階で65・7兆円その後朝銀等支援で75兆円は
遙かに超した公的支援を行っています。
米国の国家予算は日本円に直し年間348・24兆円と言われて居ます。
それからすると75兆円ではまだまだ足らないのではと思われます。
本当にこれだけで米国初の経済危機は収束出来るのか?私は疑問に思います。
また、米国では民間金融機関に自分たちの税金が投入されるのに大変な抵抗があります。
後がないブッシュ政権の置き土産として、果たして持続されるか?
まだまだ米国の経済危機は続くのではと思われます。
日本でも10年位前バブルがはじけ銀行は不良債権を抱えて瀕死の状態でした。
金融機関の存亡は国家の存亡だと云われ、国民は泣く泣く黙ってしまいました。 銀行の再興のため尊い血税を差し出し、ゼロ金利に甘んじ国民はただただ銀行復活に10年余り協力させられました。 
これと同じ様な事が今米国で起きて居るのです。
私が心配するのは、日本の金融機関や証券会社が米国の金融危機に乗じ、危機は
チャンスだと資金投入に乗り出した事です。
今後米国経済や世界経済はどうなるか不透明な状態です。
攻めの体制は大変結構ですが、手痛いやけどで日本経済の足を引っ張る事のない様
に願いたいものです。