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補正予算2・5兆円執行停止総額発表

2009-10-07 08:51:01 | Weblog
仙谷行政刷新会議担当相は、麻生政権時代出された2009年補正予算見直しで、
2兆5千億円の執行停止総額を鳩山首相に報告しました。

この額を良くやったと褒めるか、散々ムダだムダだと言った割にそれだけだったのかと
ガッカリするかは、立場によって違って来ると思います。

執行停止予定の各省の金額は判って居るもので農水省1兆300億円の46・2%
の4763億円。厚労省3兆4千億の12・8%4300億円。財務省1兆7千億円の
7・1%1200億円。文科省1兆3千億円の21・4%2800億円等です
総額で15兆円の17・2%の2兆5169億円になります。
83%はムダでは無かったか既に執行済みと解釈されます。

ただ八場ダム等の工事中止や高速道路建設の見直し等大きな問題を抱える国交省は
2兆3千億円の38・1%の8875億円と数字だけは提示していますが、何処と
何処を執行停止するか内容を明らかにしていません。
何かずるいやり方の様に思えてなりません。
これでは散々非難した自民党と何ら変わらない様に思えてなりません。

中にはムダと思われる文科省のアニメ殿堂建設費等は納得出来ますが、厚労省の
緊急人材育成就職支援基金や農水省の農地集積加速化基金等の執行停止には
異論が多いと思われます。ただ公益法人等への丸投げはイケマセン。

またこの補正予算の8割は地方支援の補正予算とさえ言われ地方自治体にとっては
執行停止は大変な混乱を起こして居ます。
鳩山政権は交付決定したものは執行停止しないと言明したが、補正予算を既に
自治体の補正予算に組んだ所等は大変困って居ると言う。

国が取り決めた事を、政権が変わる度変更されては、国の権威が無くなる事は必定です。
国民は税金が有効に使われると言う事に納得すべきでしょうが、しかしそれは誰に
とって有効かの問題も残ります。

何れにしても、まずは民主党の5ツの約束の一つを証明した事は評価すべきです。
ムダの節減。子育て手当や高速無料化実現。年金制度確立。地域主権の確立。雇用
対策と経済立て直し。この5ツの難問を今後どの様に解決していくか?
地道に一つずつ取り組んで行かねばならないと思います。

ムダの削減。まずは前政権の緊急を要さない補正予算の執行を停止して、有益な 
施策の財源にまわすと言う発想は間違ってないと思います。
ただ緊急を要さないの解釈の問題だと思います。誰にとってなのか?

またムダだムダだと言っていた民主党議員が大臣に任命された途端に、所管の役人
に洗脳されたのか、省益とも取れる発言が少し気になります。

また是はほんの小手調べで、本丸は2010年度本予算にあります。

後の4つの約束事を如何にムダが無く活かしていくかは今後の鳩山政権に
科せられた大きなテーマーだと思います。