日々好日

さて今日のニュースは

羽田空港の国際ハブ空港化問題

2009-10-13 15:17:21 | Weblog
前原国交相と橋下大阪府知事との会談の折突然飛び出した羽田空港ハブ化の問題は
アチコチに飛び火して今や大きな問題になろうとしています。

話しの発端は橋下大阪府知事が東日本と西日本に二つのハブ空港が必要である、
その為西日本のハブ空港として関空の活性化対策を要望した処、前原国交相は
首都圏空港の整備を優先し、国内線は羽田。国際線は成田と言った是までの
内際分離をとっ払い、羽田空港を国際ハブ空港としたいと言明した。

折角橋下知事が提案した、伊丹空港を廃止して、大阪中心部と関空をリニア線で 
結ぶ独自構想は無視され、頭にきた橋下知事は関空の活性化対策を国がやらないなら、
大阪府も関空への負担金は打ち切ると言明した。

処が成田は成田で、寝耳に水の成田市長、なんでこんな大事な事を何の相談も無しに
大阪で発表しなければならないのだと怒りを爆発させた。

羽田空港の国際ハブ空港化されれば、成田は当然その補助的役割になってしまい、
何のためあれだけの争議を起こし成田空港を開港したか意味がなくなります。
怒るのも当然です。

また羽田が国際ハブ空港になると千葉の上空は24時間飛行機の爆音で悩まされる
事になります。
成田空港問題だけでなく、千葉県全体の問題で是にまた森田千葉府知事がこの様な
事が続けば信頼関係が崩れると怒りだしました。

一番喜んだのは成田空港反対の三里塚空港反対同盟と石原都知事でしょう。
懸案の羽田拡張工事に弾みがつき歓迎すべき事らしい。

しかし今回の前原国交相の発言は後先考えない迂闊な発言の誹りは免れません。
初めての大臣で甘く見ての発言と言われても仕方ない事です。

これとは別に今の羽田の現状では、到底国際空港のハブ化は無理だとの大方の意見
が多いと言う。

東京の上空の混雑は酷く、現在順番待ちで上空待機の航空機が異常に多いと言う。
いくら滑走路を拡張しても、羽田一極集中の状態では無理な相談との意見もある。

それに日本の空港利用の離着陸料金が異常に高いのは評判で、外国並みに国が一部
を援助したりせぬ限り、まず国際空港ハブ化は無理でしょう。

現在成田は24時間離発着は制限されて居てます。
羽田がもし国際線24時間離発着可能となると今以上に夜間の離発着が増えると思われ、
騒音問題でまた紛糾する事は必定です。

我が国が韓国や中国に遅れを取らない様に早期に国際空港ハブ化着手には賛成ですが、
関係方面との折衝もなく前原国交相独断でつっ走るのはどうかと思います。




補正予算の執行停止と「こども手当」

2009-10-13 08:23:39 | Weblog
前の政権の2009年補正予算見直しで3兆円捻出を目指し各省庁にハッパ掛けた処、
どうにか2兆5千億円が執行停止予定額と発表されました。
しかしこれではダメと鳩山首相に指摘され更に各省庁は3兆円目指して奮闘中だ。

今の処2兆7千億円は完全に執行停止出来るらしく、目標の3兆円は目前と見られ
ます。

この事は国民にとって果たして良い事なのか?
執行停止された公共事業関係者や自治体からは、可成り恨みの声が聞こえて来る様
です。
無駄な税金が有効に使われると言う事は単純に喜ぶ事ですが、誰にとってと言う事
が問題です。

この補正予算が景気支援のため組まれた予算ですので、その執行が停止されれば
当然景気後退の恐れが指摘されます。

それを見越したのか、今まで「こども手当て」や「高速道路無料化」に当てる財源
捻出と明言していたのが、この度景気の動向を見て捻出された3兆円は景気対策
に当てる事も視野に入れて検討すると、かなり方向転換の兆しを見せた。

こども手当は4月法律施行し6月から中学生までのこどもに支給する方針です。
最終的には一人当たり2万6千円。年間31万年余り支給されこれは貰う人にとっては朗報でしょう。

しかし国民は全て賛成して居る訳ではなく、ある調査では54%が反対とのデーターがあります。

確かに少子化を止めるため国民みんなが協力する事も大切ですが、カネをばらまけば
全て解決にはどうも安易過ぎて賛成しかねます。
もっとベストな方策を考えるべきではないか?

公共事業は全てストップ。コンクリートは全て否定。人の福祉重点政策それも良い事でしょう。

しかしそれで社会の発展が望めるか?
一時的バラマキは一時的応急処置にしか過ぎず、傷は更に深まる恐れはないか?

民主党に望みたいのは余りにもマニフエストに拘り急速な改革を進めない事です。
前の小泉内閣が構造改革を強引に進めた結果色々の問題が出てきた事は周知の
事実です。

偏ったマスコミに煽られる事のない様、じっくり取り組んで欲しいものです。