日々好日

さて今日のニュースは

事項要求3兆円超え?

2009-10-23 14:31:24 | Weblog
10年度概算要求の折意識的に要求額に計上しないで、抜け道の事項要求で計上
するズルイ遣り方が明らかになりました。

この度事項要求額が3兆円を越えると言う事が明らかになって来ました。、
これで概算要求額総額は事項要求を含むと98兆380億円と言う膨大な額になる
可能性が出てきました。

事項要求は通常予算額を明示しないのが通例らしいが、今回総務省は地方交付税の
増額分として1・1兆円事項要求として要求する事を表明した。

総務省の概算要求額18兆5934億円が地方交付税と見られて居ますが是に上積
みされるものと思われます。

厚労省は11項目の事項要求2兆円を要求しています。
なお生活保護母子加算復活の年内復活の話しがつき、予算化が確定しました。

環境省はエコポイント継続など10項目を事項要求して居るとの事です。
また文科省は医者養成等の2事業を事項要求に盛り込んだらしい。

その総額が3兆円超えと言う事です。

藤井財務相は事項要求は一切受付ないと言明して居るが、果たして政治的解決は、
どうなるか判りません。

今後行政刷新会議や財務省がどの様に判断し、どれだけ削減して10年度
本予算案に仕上げるか?

残された時間は余りありません。国民は期待して待って居ます。



景気対策はどうなる?

2009-10-23 08:16:50 | Weblog
民主党政権は自らのマニフェストの実現のため、ダム工事や公共事業等すべてムダ
と凍結宣言して財源の確保に奔走しています。

それに伴う景気後退は補正予算を組んでカバーする意向の様です。

2010年本予算案の概算要求は史上最高95兆円でした。
今民主党が掲げるマニフェスト実現のため財源の捻出に苦心して居るようですが、
矢張り最後に頼るのは赤字国債で今のままだと果たしてどれ程に膨れあがりか想像
出来ません。

是までの自民党の様な骨太方針やシーリングの手法を否定し、政府主導の予算編成
に切り替えた事は、族議員の付け入る隙を与えない事では効果を発揮したが、反面
また問題点も浮き彫りされて来ました。

民主党は「コンクリートから人へ」と福祉や弱者救済を主点に政策転回しました。
が肝心の景気回復で日本経済を回復させると言う重要な問題が置き去りにされないか心配です。

景気対策は補正予算を組んで行うと言って居るが間に合うのか?
そして財源は?

先日財務省が2009年上半期の貿易収支が1兆9500億円の黒字に転じたと
発表しました。

昨年のリーマンショク以来の朗報の様に思えますが、輸入の減少が輸出の減少より
多かっただけと言う余り褒められたものではありません。

矢張り日本の経済体質は外需依存を脱却出来ず内需拡大はまだ道遠しです。

それに比べて中国は7~9月期のGDPの伸び率は8・9%で、年間8%中国政府
目標達成は間近となっています。

これは金融危機以後中国政府が行った大規模景気刺激策が効果を発揮し内需主導
の景気回復に成功したと言えます。

これに対し金融危機以後日本政府がとった景気刺激策は3段階に分けて世界でも
ひけを取らない巨額の国家支援策を行ったが、総花的で無駄なバラマキで余り効果
は出なかった様です。

あれだけのカネをバラマイて内需拡大を狙った定額給付金政策や地域振興券等は
ほんの僅か内需拡大になったかも知れないが、体した効果は出なかったのでは?

また継続が問題になっているエコポイントやエコカー支援等もしかりです。

本当に日本の内需拡大に取り組むなら、企業が設備投資を思い切って出来る環境を
作り、雇用を掘り起こす事が大事でではなかろうか。

その為にはタンスの中に眠って居ると云う国民の預貯金1000兆を活用する様な
政策を行う事が先決に思えます。

兎に角中国に見習い、外需依存の脱皮を急ぎ、内需主導の経済体質に一刻も早く
切り替える必要があるのではないでしょうか?