日々好日

さて今日のニュースは

後任財務相に菅副総理起用す

2010-01-07 09:27:57 | Weblog
鳩山首相にしては、今回後任財務大臣の素早い起用は珍しい事です。

勿論来年度予算案決定後わずか10日余りで肝心の財務大臣が辞任するのは
異例中の異例と言われる大事件です。

どうも辞任理由が健康状態だけでは無いとの噂は本当だったらしい。
マニフェスト優先財政規律を優先する一徹な藤井財務相は、民主党の影の実力者の
小沢幹事長と菅副総理に政治主導優先と、予算編成作業で積極介入され相当苦しい
立場に立たされた様です。

辞任の最大の理由は暫定税率の維持に関し小沢幹事長に屈した鳩山首相に愛想
ずかしいたのではと言われて居ます。

藤井財務相にしてみれば、三顧の礼で迎えた筈の鳩山首相が万事小沢幹事長に
配慮する遣り方で嫌気がさしての辞任ではと新聞は取り沙汰して居ます。

政府は鳩山。党運営は小沢の今の政治シフトを「小鳩体制」と呼んで居ます。
しかし是は名だけで本当はすべて小沢氏の思惑通り動かされているのではとの
専らの噂があります。

それは今回の財務相後任人事にしても誰が見ても野田財務副大臣の昇格が妥当と
思えますが、ご存じ野田副大臣は小沢幹事長とは間を置く存在で良い仲とは言えません。

鳩山氏はまずは予算案優先を考え敢えて揉めない苦渋の選択だったのでしょうが、
さて是がはたして予算審議で吉と出るか凶と出るか全く先が読めません。

今回起用された菅副総裁は財政に関しては口出しはするが余り財政通とも思えないし
無難なお飾りとしてはもってこいの置物かも知れません。

実務はどうせ野田副大臣や政務次官が摂るのだから誰が大臣になっても似たり
よったりの事でしょう。

要は通常国会でスムーズに予算案が年度内に成立するかが問題です。