日々好日

さて今日のニュースは

殺人時効の廃止

2010-01-29 13:50:26 | Weblog
是まで殺人を起こしても25年間逃げ延びれば公訴時効で逃げ得と言う何とも不条理な
制度がありました。

公訴時効制度見直しをして居た法制審議会は時効廃止等法改正の要綱骨子を纏め発表した。

それによると、現在25年の強盗殺人や殺人の時効は廃止されます。
又15年の強姦致死は30年に延長されます。
10年の傷害致死と危険運転致死は20年に延長です。
現在5年の自動車運転過失致死と業務上過失致死も10年に延長です。

これは現在時効期間が進行中の事件に対しても適用されますが、時効成立の事件は適用外と
なります。

政府は今国会に刑事訴訟法改正案を提出し成立させる意向との事です。

時効の壁が無くなり少なくとも逃げ得はなくなる可能性が出て来ましたが、問題は捜査する
側です。

昔の話しと捜査に手を抜かれたら折角の時効廃止も役に立ちません。
と言って昔の膨大な犯罪まで引きうけ捜査出来る体勢にはなって居ません。

当然、アメリカの州に設置される過去の「重大犯罪専門捜査機関」コールドケースの様な、特別捜査機関の設置が望まれます。

日本でも、時効廃止に伴う捜査態勢の見直しが求められて来るのではないでしょうか?

自由民主党の議員定員制について

2010-01-29 09:26:12 | Weblog
自民党は、夏の参院比例制候補者の公認に議員定員制を厳しく行う事を申し合わせた。  
これに基づき70才を超えた山崎元副総裁。片山元総務相。保岡元法相等大物議員を
公認しない事となった。

かって首相までした、中曽根氏を老害だと云って、公認せず引退に追い込んだ人達が
今度は自分達が若手中堅議員から老害だと詰め腹を切らされる事になった。

姫の虎退治ですっかり有名になった片山虎之助氏は74才の未だ働き盛りです。
永年の党への貢献等で特例として公認の動きがあったが、中堅若手の反発でつぶされた。

70才定年制が適応されない地元の岡山選挙区からの立候補を勧められたが本人は前の
落選を気にしてかきっぱり固辞したと云う。

保岡元法相は丁度70才になったばかりで間が悪かったのでしょう。
離党も含み他の党からの立候補も考えて居る模様です。

山崎派の領袖や副総裁まで務めた山崎拓元議員は73才今回の衆院選で落選し只の人となり
党の待遇は冷たいものでした。

まだまだ色気のある政界から引退は否定一時は、弱小政党からの立候補も取り沙汰されたが
政界復帰は絶望視され、党務に励む様に派閥関係者から説得されて居るとか。

ただ自民党参院議員のドン的存在青木氏については、自民党の重鎮である事を理由に特例と
して公認する意向だと云う。
これに対し若手議員が反対に立ち上がって居るとか居ないとか。

また自民党の参院議員の中には参院は衆院の落ち穂拾いかとの根強い反発があると云う。

すでに若手議員で自民党から公認されないと判った時点で民主党から立候補を宣言して
次々と離党して行って居ります。

これでは自民党は戦わずしてもう負けて居ます。

今の谷垣体制では自民党の再建は荷が重すぎる感じです。
若手や中堅は今まで指導して来た、重鎮や功労者に全て野党に転落した責任を被らせて、
老害だ無用の長物だと目くじらを立て排除しようと躍起になって居ます。

若手中堅がそれだけの力を持って居れば良いが、大きな口を叩く割にはする事は今までの
踏襲だったり、大胆は無鉄砲と紙一重で危なかしいものです。

自民党は永年政権の座にあぐらをかいてすっかり上から見下す姿勢が身についてしまい、
それを一朝一旦で遣り替える事はどだい無理な事です。

今の儘だと永久に国民の支持は得られない可能性があります。
どうせ民主政権は長くはないと多寡をくくって居るのでしょうが、果たしてどうか?

少なくとも自民党政権時代より世の中が少しずつチエンジしつつある事は確実です。