日々好日

さて今日のニュースは

菅財務相強行姿勢打ち出す

2010-01-08 09:06:45 | Weblog
菅副総理は、財務大臣に就任するや否や、霞ヶ関改革を打ち上げその牙城である 
財務省の改革に手を付ける事を宣言しました。

財務省官僚としては、最も来て貰いたくない大臣が来た事になり戦々恐々の状態との事。

これで来年度予算案の年度内成立は大丈夫なのか?

官僚出身の前藤井財務相は、官僚は上手に使うものと言って、不可能とさえ言われ
た予算案年内成立を果たしました。

これには野田副大臣以下政務官の働きもさる事ながら、財務省官僚の協力なくし
ては出来なかった事でもあります。

たしかに官僚の弊害はあるが、国を動かすためには四角四面では動かない。

今回の菅財務相の就任挨拶はナメラレたら不可んとの彼独特の一発噛ませかも
知れませんが、この大事な時大丈夫なのか対決姿勢で解決出来るのか?

菅財務相はリップサービスの積もりか、日本の企業は90円半ばの円安が至当と、
してはならない相場誘導の異例の発言をしました。

途端に一斉に国内ばかりか海外市場も反応し一時は93円41銭と言う4ケ月振り
の円安ドル高を付けました。

一巡して終値は93円15~25銭で前日比で55円の円安ドル高でした。
先の藤井財務相が就任した時も漏らした一言で相場は大きく動き感が鈍ったのかと
噂された経緯がありました。

図らずも菅財務相の金融オンチがバレる一場面があったのではないか?
ただし金融関係者からは円高阻止の発言と歓迎する向きも有ると言う。

今後この菅財務相がどの様に財務を取り仕切って行くか?
日本の使えるお金は一般会計。特別会計併せて207兆円と言われて居ます。
これを如何に減縮するかが課題と言われ特別会計等からの切り崩しで税収減を
埋め合わせた来年度予算案さて是からどうする。

もっとムダを洗い直し、消費税引き上げ等論外と言う立場を取ると見られる菅大臣
果たして何時まで保てるか?

勿論ムダな特別会計はツブしたり吐き出させる事には異存ありませんが、どうしても
必要なカネまで吐き出させるのには少し疑問があります。

また特別会計の殆どが財務省所管でその金額の殆どを握って居ます。
菅大臣は国民を代表して財務省管理をまかされた大臣で決して財務省に取り込まれる
事はないと公言して居ます。

頭デッカチの政治家が、果たして狡智な財務省役人を手玉に取れるか?
その試金石でもあるかも知れません。

埋蔵金で国の財政が賄える訳がないのだから抜本的解決にはならない事は判り
きった事もう少し中長期視野で対策を立てて欲しいものです。

この来年度予算案成立を目前にして菅大臣の対決姿勢は鳩山小沢のトライアングル
体制での自己主張なのか?

鳩山政権は国民新党亀井党首と菅財務相の新たな対立の火種を抱えた事になりは
しないか?危惧される危険要因がまた増えたのでは?

いずれにしても国民のためと言う錦の御旗を掲げる鳩山政権として本当に国民の
ためなのか疑問に思える対決姿勢の表明です。