日々好日

さて今日のニュースは

何人殺せば死刑になるか?

2010-11-02 13:02:39 | Weblog
初の死刑求刑がなされ裁判員裁判として注目されて居た耳かき店の店員と祖母殺害事件は
東京地裁で被告に無期懲役の判決が下されました。

この判決には早速色々の異論等が出されました。

もし専門家の裁判官であれば卑劣さや残酷さで二人も殺して居るので当然死刑の判決を
出す可能性があると言う人も居ます。

一方動機は計画性のない偶発的なもので極刑に値しないとの意見もあって今回の
無期懲役が判決として下されたのは妥当の判決と言う人も居ます。

早速殺された遺族は落胆し「何人殺せば死刑になるのか」と言う言葉が飛び出しました。

今まで死刑判決の基準は永山基準と言われるものです。

犯罪の性質。動機。殺害方法の残虐性。結果の重大性。死亡者の数。遺族の被害感情。
社会的影響。被告の年齢。前科。犯行後被告の反省等情状等総合的考慮されて下される。

6人の裁判員と裁判官が下した判決は散々苦しんだ末極刑回避の結論は無期懲役でした。

特に死刑求刑の声が高い中での判決や遺族の気持ちになった時の気持ちでは相当裁判員に
重くのし掛かって来たのではないでしょう。

裁判員は過去の判例にとらわれず判決を下したとコメントしています。

ただこの判決は一審です。

今後二審三審と進む内に違った判決が出される可能性があります。

その場合苦しんで裁判員が出した結論は何なのだとなりはしないか?

今回の判決は裁判員裁判で死刑の適否を判断するモデルケースとなりそうです。

ロシア大統領北方領土初訪問

2010-11-02 08:53:16 | Weblog
今朝の新聞はロシアのメドベージェフ大統領の北方領土の国後島を訪問した事を
大々的に報じています。

北方領土返還を要求する日本国民にとっては大変なショックです。

是は中国との尖閣諸島領有権問題と無関係ではないと思われます。

不法行為で逮捕した中国船長を中国の脅しに屈し、無条件で釈放した日本政府の
弱腰外交に付け込み、更に中国が要求をエスカレートしてきて居ます。

また北方領土は終戦間際の米中間の占領間際のドサクサに紛れ当時のソ連が強引に
侵入し領有を主張する島々です。

本来領土とは國の力関係で決められて来ましたが、終戦当時は日本は無条件降伏
が強いられ、一切口出し罷りならぬ状況にあった。

ロシアは北方領土の実効支配を誇示するためこの機会を捉え行動に移したものと
思われます。

日本政府は是に対し「大変遺憾」「極めて遺憾」と連発するのが関の山です。

日本の憲法では武力解決を禁じて居ますので、日本に対しどの様な無法を言っても
OKだとナメラレテしまって居ます。

したたかなロシア相手の交渉は大変困難なものがあってロシアは日本の経済面での
支援だけを要請し、ロシアとの平和条約は未だに締結にいたって居ません。

ロシアは今や落日傾向の日本の経済を当てにせず自国で経済を遣っていける自信がつき
余計強気の姿勢を崩しません。

是に対し日本はどう立ち向かって行くのか?

国民の考えも未だ定まらず、政治家達さえてんでんバラバラの状態では救い様がありません。

「政治家のアホ共がやがて日本を滅ぼす」とはっきり予言する者さえ出てきました。

これから日本は一体どうなるのか?

むしろこの様な問題意識を持たない国民が増えて来たのが問題かも知れません。