日々好日

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菅首相の各国首脳会談は?

2010-11-14 08:14:25 | Weblog
日本外交が劣化して居ると言われ、対米。対中。対ロ関係が何れもギクシャクして早急な
修復が望まれて居ました。

折しも横浜でAPEC首脳会議が開催され、日本政府は、オバマ大統領。胡錦涛国家主席
メドベーゼエフ大統領との首脳会談設定に奔走した。

メドベーゼエフ大統領。オバマ大統領との会談は何とか取り付けたが胡錦涛国家主席からは
色よい返事が貰えず困惑して居た処最後に会談30分前になって急遽回答があって日中首脳
会談の運びとなった。

ロシアにしても中国にしても国内事情があって、もし日本と簡単に握手しようものなら売国奴
呼ばわれで袋叩きに遭うは必死と言われる状況です。

これは日本の国内事情も同じで、非常に厳しい立場の菅政権の命運を賭けての会談とさえ言
えるのではなかったか。

ロシアも中国もこれ以上の対日本関係の悪化が適当でないと判断し会談に踏み切ったものと
思われる。

其れを如実に表したものが菅首相と握手する胡錦涛国家主席やメドベーゼエフ大統領の堅い顔
如何にも嫌々ながらの握手で有るかが伺われます。

当然会談も今後の外交改善にお互いに努力することは確認し合ったが、ロシアに対しては
国後訪問に抗議したが北方領土はロシアの領土と主張を繰り返し領土問題で話し合う意志のない
事を改めて表明した。

また胡錦涛国家主席との会談はわずか20分と言う形ばかりの会談だった様です。
内容はお互いに尖閣諸島問題には触れず挨拶程度の会話が交わされたとの憶測が流れて
居ます。

是で一応菅首相の体面だけは保てたと言えるが、何ら期待された成果はなかった。

是に対しオバマ大統領との日米間修復ですが、日本からすり寄って対中国関係で同盟深化等を
強調しました。

懸案の普天間基地移設については最大の努力を約束し、オバマ大統領から国連安全理事会の
常任理事国入り支持を取り付けました。

この三つの首脳会談は何れも菅首相の体面だけは保ったが目新しい成果はなく、中身より
開催したと言う実績だけが優先された会談と言えるのではないか。