日々好日

さて今日のニュースは

G20もAPECも日本にとっては何なんだ

2010-11-13 08:56:58 | Weblog
ソウルで開催された20ケ国・地域首脳会談は際だった成果もなく終了しました。

そして明日明後日の二日間横浜市で「アジア太平洋経済協力会議首脳会議」が開催されます。

横浜市は大規模国際会議開催とあって、県警や海上保安庁等が空・海。陸の三方から
数万人の警備で厳しい臨戦態勢を取って居る。

その為横浜市民等は市民生活で諸に被害を蒙って居ると言う噂もあるとか。

一体今回のアジア太平洋経済協力会議首脳会議APEC会議は日本にとって何なんだと
言う事になる。

アジア太平洋自由貿易圏FTAAPを実現し環太平洋連携協定TPP等の基本的枠組みを
話し合おうと言う会議で、関税完全撤廃してアジア太平洋間の多国間貿易等の自由化を
目指す会議との事です。

言うて見れば是に参加出来ない事は孤立する事であって國として破滅を意味する大事な
会議である事に間違い無いと言われて居ます。

日本では関税が完全撤廃になれば日本の農業は壊滅すると農業関係者が強固に反対し、
是に対し輸出に頼る経済産業企業は関税撤廃に踏み切らないと日本の輸出はダメになり
日本は完全に取り残されてしまうと危機感を表明しています。

今回の会議はTPP協定を直ぐ締結すると言う事ではなくその枠組みを話し合う会議で
すので国内的に討議の時間は未だ残されて居ます。

大きなハンディを持ち攻撃される側の日本がこの大事な会議の議長国にお鉢が回ってきた
事は皮肉な運命です。

処が日本では今このTPP問題もさる事ながらこの会議は日米・日ロ・日中首脳会談が
メインとの感が深くなってきました。

日本を取り巻く外交関係は非常に厳しいものが有ります。

鳩山政権以来大きく中国へ舵を切った米国オバマ政権との関係がぎくしゃくして来ました。

其れを狙ったかの様に起きる日中間のトラブルその最たるものが尖閣諸島領有問題です。

又日本の弱腰外交を見透かしてロシアが北方領土領有を誇示して来だした。

全て八方塞がりの日本外交ですが、日本政府はこの際会議参加の関係首脳と会談しようと奔走して
居るが仲々色よい返事は貰えない様です。

日本も随分見くびられたものですね。

G20国地域首脳会談で菅総理は一人空回りし余り相手にして貰えず、肝心の円高対策は話題に
さえ挙げて貰えなかったと言う始末です。

これは今の政権がガタガタで遣る事なす事が矛楯だらけで後がないのではと信用して貰えないのが
一番の原因ではないでしょうか?

国民の信頼が薄い政権の言う事が世界に通用する訳がありません。

是はあくまで私の私見で異議がある方が多いと思いますが、兎に角今回のG20首脳会議とAPEC
会議は日本にとって何なんだと改めて感じさせられます。

国民心をいつにして万事国事に当たると言う趣旨の明治の五箇条のご誓文の文言がふと浮かんで来ます。