日々好日

さて今日のニュースは

内閣支持率32%急落す

2010-11-08 09:02:58 | Weblog
共同通信社が実施した全国電話世論調査で菅内閣支持率が32・7%と急落し
内閣発足以来の最低を記録しました。

前回の調査が47・6%あったのだから15%近くの急落で何が原因だろうか。

民主党政権発足以来一番懸念されて居たのが、財源問題と外交防衛問題です。

尖閣諸島問題で中国の狡猾な外交に翻弄され菅政権のお粗末な弱腰外交が浮き立って来ました。

中国要人との会談は拒否されると言う屈辱的対応を受け日本の権威は地に堕ちてしまいました。
時を同じくしてロシアもこの時とばかり北方領土領有を突きつけ、話し合う必要なしと
つっ放して日本の外交の稚拙さが浮き彫りになってしまいました。

それと共に尖閣諸島周辺で領海侵犯の漁船が我が国の巡視艇にぶっつけて来て船長が逮捕されたが
政府関係者が対中国関係を考慮したのか裏に手を回し無条件解放という、どう見ても理に敵わぬ
対応をしてしまいました。

おまけに尖閣諸島周辺での衝突映像を公開するかしないかで揉め、やっと国会議員等を限定して
わずか6分ちらっと公開して国民には見せませんでした。

是の事は命を張って日本の領域を守って居る、関係者にとって相当頭に来る事だったのでしょう、
ネットを利用して全世界に衝突映像を投稿した人が出てきました。

サイレンの鳴り渡る緊迫した状況は相当ショクな映像で、国民も初めて実態を知らされました。

と同時に中国に気兼ねして国民に知らせないとする政府に対し一斉に批判の刃が向かったのは
当然の事です。

国家機密に相当する事項が流失し日本政府は大恥を掻いて情報管理の甘さがまたまた出て来ました。

是に対し政府は犯人捜しや、犯罪事実の特定とか的外れの対応に明け暮れして居る様でなって居ません。

対米関係を含め民主党政権の外交に対し74%が評価しないと回答しました。

恐らく対米国・対中国・対ロシア外交等の拙さに対し国民がノウーを表明したのではないか?

又小沢氏の政治資金に関し国会証人喚問すべきが58・6%もあって、あれだけ説明すると言明しながら
拒否する小沢氏に対し国民は不信の念を募らせて居る事が伺い知れます。

今問題のTPP参加にしては参加OKが46・6%で参加NOが38・6%でいくらか参加数は勝って居るが
依然として慎重論がある事は間違いない事実です。

これらの世論の動向は多寡が一マスコミの限定された調査でではないかと軽く見られる様ですが、これは
今の国民の公約数を代弁するデータとして大変貴重なものだと思います。

どうか政治を行う人達はこの事を頭に入れて行動して頂きたいものです。