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災害復興補正予算は3兆円超えか

2011-04-06 08:14:39 | Weblog
今回の東日本大震災の被害総額は20兆とも30兆とも言われる戦後最大の大災害です。

今は災害復旧・復興が急がれその財源をどうするかが注目されて居ます。

先般政府は2011年度予備費1兆6000億円前倒しや子供手当かさ上げ分廃止の額や
高校無償化廃止分・高速道路無料化社会実験費等をかき集めて早急に2兆規模の補正予案案
作成に取りかかる旨発表しました。

政府が2011年度第1次補正予算案の原案を作成した事が判明しました。

其れによると財政支出規模は3兆円を超えるものらしい。

その主たる財源は2011年度基礎年金国庫負担2分の1維持のため確保した2兆5000億円
を当てる事にしたとの事です。

尚不足分については子供手当や高速道路無料化等民主党マニフエスト主要政策見直や鉄建機構の
剰余金等で捻出される財源を充てる構想との事。

確かに2011年度予備費の前倒しはいささか早すぎて危惧されて居たが今度は基礎年金国庫負担金
から捻出となった模様です。

基礎年金国庫負担は2分の1負担を暫く延期して3分の1で行う事で急場を凌ぐ様ですね。

確かに苦渋の選択ではあるが是で国民年金制度維持は大丈夫か少し心配になってきます。

先に噂に挙がった赤字国債や震災国債の発行は行わない方針だとの事ですが、事実は早急に発行出来
ない事情があって断念したと思われます。

ただ今回はどうにか辻つまをあわせたが、災害復興にむけ第2次補正予算編成も想定出来るので何れは
赤字国債か震災国債の発行が迫られて来るでしょう。

その時野党が反対している債券発行特例法案に合意が得られるか大変厳しいと言わねばならぬ。

又災害復興税や消費税率アップの問題や法人税切り下げ問題等で税制抜本的改革が迫られて来ます。
是は将来的優先課題として重く現政権にのし掛かって来て居るが現在全く見通しはたって居ません。

この2011年第1次補正予算案は民主党内でもマニフエストの見直しが前提条件になって居るので
相当の紛糾が予想されるし、また国会で果たして無事に承認されるか今の処大変状況は厳しそうです。