福島原発汚染水問題とオリンピック東京誘致

２０２０年オリンピック開催地決定はは今月７日アルゼンチンのブエノスアイレスで
開催されるＩＯＣ委員会で１６０名の委員の投票で決まります。

開催地候補の日本の東京・スペインのマドリード・トルコのイスタンブールの三都市
が激しい誘致合戦を繰り広げて居ます。

最有力候補と見られたトルコのイスタンブールが世情悪化で遅れを取った感が出てきて
スペインのマドリードと日本の東京が注目され出した。

処がスペインは欧州財政危機問題が今だ引き摺って居ると云う事で俄然日本の東京が
最有力と猪瀬東京都知事が張り切り其れに安倍首相まで強力な助っ人までつけ万全の
態勢で開催地決定のブエノスアイレスに向かう様です。

処が此処に来て思わぬ暗雲が出て来ました。

其れは福島原発事故で汚染水が海へ漏出して居る問題です。

国内では余り重く受け取られてないが海外では大変此を重大な事として報道して居る。

其処には多分日本叩きの名分も含まれて居ます。

特に韓国・中国は重大な犯罪行為と捉えオリンピック等飛んでも無い事と反対して居る。
韓国は歴史認識問題や戦争慰安婦問題で日本の東京でノオリンピック開催には強力に
反対していました。

今各国メディアがこの汚染水問題を大きく捉え報道しています。

それに対し日本政府や国民は事の重大さが判らず軽く考えて居る様です。

確かに外国メディアの捉え方は過大報道であるが、世界の世論を集めると其れが正当化
され日本は悪者にされてしまいます。

もしそうなればオリンピック誘致処ではなくなります。

もっと真剣に汚染水問題を政府にも東電にも対処して貰わなくては、国際信用を失くす
事になりはしないか？

オバマ大統領シリア攻撃は議会承認へ後退か？

オバマ大統領はシリアのアサド政権が化学兵器を使用したと断じ友邦国連携し
シリア攻撃を明言しました。

処がロシア・中国はアサド政権が化学兵器を使った確とした証拠がないので
シリア攻撃には反対を表明した。

米国の友邦国と見られたイギリスが、国連安保委の決議無くては参加出来ない
事を表明、更にドイツ・イタリア・カナダまでが、攻撃不参加を表明し米国は
苦しい立場に立たされた。

直ぐにでもオバマ政権は軍事行動を決断すると見られて居たが、国際社会の
連携が進まず、国内的にも賛否両論があるため、米国議会の承認を取る事で
大義名分を立て、議会に武力行使の承認を要請した。

オバマ大統領は地上軍は派遣しない。
介入は短期間で限定的。
化学兵器の使用は米国の安全保障への脅威。

との条件を付けて議会へ武力行使要請を行った。

オバマ大統領はアサド政権が化学兵器を使用して女・子供等千人以上を虐殺
したと強く非難し、化学兵器使用は米国の安全保障を危険に曝すばかりでなく
イスラエル・トルコ等周辺国も脅かすとし、武力行使承認を求めた。

オバマ大統領は議会の承認なしでも武力行使は可能ですが、議会の承認を
得れば更に米国の意志として強い行動が取れると見た様です。

米国の世論調査ではシリア攻撃反対が５０％にも上り、米国の国益になると
回答したのは２１％であったとか。

しかしオバマ大統領の武力行使を議会が否決した場合、オバマ政権のシリア
問題や中近東政策全体に影響し、米国の指導力が問われる事になる可能性も
あります。

国際的にも協力が得られず、さればと云って化学兵器で苦しむシリア国民を
見捨てれば、米国の立場が無くなる。

恐らく短期的限定のシリア攻撃は米国単独でも行う可能性があります。

これに対し日本はどう対処するのか？

恐らく攻撃開始されれば日本政府は米国武力行使の支持表明に動くでしょう。
さてそれからどう動くかですね。

５日からはロシアのサンクトペテルブルクでＧ２０の会談は始まります。

そこでロシア・中国に対し米国・フランスや西側がどう動くか？

戦争は嫌だが、サリン等の毒ガスを平気で散布する國も許せませんね。