日々好日

さて今日のニュースは

防衛省シビイリアンコントロールに黄信号制服組有利に?

2013-09-08 09:00:01 | Weblog
防衛省は2014年以降は制服組に部隊運営を一元化する、防衛省改革案
を決定しました。

此は北朝鮮のミサイル開発・中国の軍事攻勢等で、日本の安全保障環境が
厳しさを増す事への意志決定の迅速化が狙いと見られて居ます。

これで、制服組有利は「シビリアンコントロール」の形骸化になりはせぬ
かと懸念されます。

防衛省はキヤリァ官僚の背広組と防衛大学卒の幹部自衛官の制服組に分かれ
長年確執があって事件が起きる度、責任の塗り合いをして来た経緯がある。

其処で交流人事で内局勤務の自衛官現在32名を56名に増やす。
自衛隊勤務の背広組現在5名を22名に増やす。

それぞれ文官・自衛官のポストを定員化し意識改革を行う。

ただ云うは易し、行うは難しいでそう簡単には行かない様ですね。

現在は有事の場合制服組の統合幕僚監部が情報を集め分析し背広組の内局
運用企画局に連絡する。
背広組は其れを更に分析して防衛大臣に報告する。
これでは有事の場合間に合いません。
又その間で情報の握り潰し等も懸念されます。

其処で今回一元化は統合幕僚監房部の背広組文官と制服組自衛官が情報を
分析し大臣に速やかに報告する方法を取る事とした。

構想では15年度に内局の運用企画局を廃止して統合幕僚監部に統合。
トップは制服組統合幕僚長とし、自衛隊勤務の背広組文官が補佐する事に変更。

世界的に部隊運営は軍一元化が常識ですが日本は前の大戦で軍部の独走を許した
苦い経験があるので文官統制強化を打ち出して居ました。

しかしこれでは、いざと云う時に間に合いません。

自衛隊を国防軍化の構想を持つ安倍首相は、自衛官の積極的登用を目指して居る。

8月発足した外交・安全保障の司令塔と位置ずけられる「国家安全保障会議」にも
内閣官房に将官級の自衛官を初めて起用しています。

益々制服組の起用が進みそうですね。

最終的には大臣が責任を持つから大丈夫ち云って居るが制服組は力を持ち出し
たら果たして制御可能か心配ですね。

2020年夏期オリンピック・パラリンピック開催地東京決定

2013-09-08 07:31:29 | Weblog
今日のビッグニュースは何と云っても2020年夏期オリンピック・パラリンピック
東京開催地決定でしょうね。

何はともあれオメデトウございます。

東京開催は昭和39年以来56年振りの開催だそうです。

開催地東京誘致は石原元東京都知事が是非若者にオリンピックの感激を味合って
貰いたいと誘致を始めました。

それから2016年オリンピック東京誘致では2回目の投票で落ち残念ながら
2016年のオリンピック開催地はブラジルのリオの決まりました。

今回は2020年夏期オリンピック開催に向けて今度は猪瀬東京都知事が捲土重来
を期し再度開催地誘致に再挑戦しました。

最終的にはトルコのイスタンブール・日本の東京・スペインのマドリードの三都市
に絞られました。

最初は東洋と西洋の接点、イスラム圏で初めての開催地としてイスタンブールが
俄然有利と見られて居ました。

処がトルコの政情不安や隣国シリア問題で、俄然日本が有利となりました。

つい先達てまでは動かぬ有利さでしたが、福島原発汚染水の問題を世界のメディアが
大々的に取り上げ日本いきなり窮地に立たされた。

其処で浮かび挙がって来たのがスペインのマドリードでこれまでオリンピック開催地
誘致に2度失敗して3度の正直とばかりスペイン皇太子自ら陣頭指揮で誘致合戦に
乗り出した。

処がスペインは欧州財政危機の当事国である事が一番災いしていました。

しかし7年後は東京の汚染水問題は解決出来なくてもスペインの財政問題は解決出来る
といわれ俄然有利になり、開催地決定の噂さえ出だしていました。

日本は劣勢挽回にオリンピックメダリストの15名等の東京誘致団メンバーがそれぞれ
決意をこめプレゼンテーションに臨んだ。

それに安倍首相がG20首脳会合後そのままアルゼンチン入りして精力的に30人
以上のIOC委員と面談し要請しました。

三笠宮様等皇族の方々も色々動かれました。

懸念された福島原発汚染水問題はメディアが取り挙げる程IOC委員には認識されてない
との感触で安倍首相が懸命に汚染水対策を遣って居るので安全をアッピールするプレゼン
を行いました。

その結果第1回目投票ではイスタンブールとマドリードが同数ですが東京も過半数を獲得
出来ず、イスタンブールとマドリードの投票でマドリードが落選。

イスタンブールと東京の決戦対決で60対36票で見事開催地東京に決まりです。

矢張り治安と経済力、オリンピック運営手腕が買われたのでしょうか?

安倍首相の汚染水問題解決に誠意あるプレゼンを行ったのが或いは大きな力だったのかも。

プレゼンでは日本の若者の大きな夢を語ったのがIOC委員の胸に響いたとも云われて居ます。

今回の東京オリンピック開催に懸かる経費は4500億円とソロバンを弾いて居るとか。
東京都だけでは賄い切れないものは国費投入となるでしょう。

東京オリンピックの経済効果は恐らく何兆円となるでしょうから、日本経済活性化に大いに
貢献するでしょうね。

折角決まったのですから、7年後のオリンピック・パラリンピックは世界に誇れる様な大会に
したいものですね。