日々好日

さて今日のニュースは

今冬の電力不足は大丈夫なのか?

2013-09-29 07:29:24 | Weblog
原発が稼働停止してから、日本の電力の需供情況は急速に悪化し特に一昨年夏は
東京電力で計画停電と云う窮余の一策を行い国民に衝撃を与えた。

その後電力使用最大時の夏と冬が来る度に国民は電力会社から脅されて来た。

節電は良い事です。

但し極端な節電で産業・交通機関・街の照明等に支障が来る様では困ります。

各電力会社が電力供給のピーク時に綱渡りで切り抜けてきて居るのは評価出来ます。

しかしだから一刻も早く原発再稼動となるとどうもと云う声もあります。

政府や業界は原発の安全性が確認出来たものから順次原子炉を稼働させて行きたい
との意向の様です。

確かに今は原発ゼロでも各電力会社が何とかやり繰りをして遣って行って居るが
そんなに長く続くものではない事はだれも認めて居る事です。

國の財政や電力会社の経営・国民のサイフや業界のコスト色々考えれば、落ち着く
処は現在の原発稼働となって来ます。

原発は稼働しても稼働しなくても大変金を喰う設備だと云う事をこの頃思い知らされ
た様です。

喩え廃炉にしても大変の費用と時間が必要とします。

また原子炉を稼働するにしてもしなくても放射能汚染物処理の問題がつきまといます。

使用済み燃料や未使用燃料・原子炉冷却の使用済み汚染水問題。

何時までもタンクに保存と云う訳には不可ません。

特に今回の様な汚染水漏洩が起きればなおの事早急な措置が望まれます。


そんな色々の思惑がある原発ですが今年の冬も各電力会社は安定供給の最低限必要な
3%以上の予備率の目途が立ったので今年の冬の電力不足は回避出来そうと発表。

但し此には条件があるそうです。

今後も国民の節電と14年度原発再稼動と云う事になって居るらしい。

今回各電力会社はこの冬最も需給が厳しくなる来年2月の予備率予想を下記の通り発表

北海道6・9%・東北8・6%・東京10・2%・中部6・3%・関西3・0%・北陸
6・0%・中国8・4%・四国7・1%・九州3・0%です。

此で行くと大飯原発が定期検査で稼働停止され関西電力と九州電力が可成り予備率では
厳しい所まで追い込まれて居る様ですね。

しかし近くに北陸・中国・四国と可成り余裕があって融通が受けられ何とか切り抜けられ
そうと云う事で政府は各社の節電数値目標設定は見送る意向です。

しかしそのため各電力会社は火力発電フル稼働で会社経営が悪化と云う理由でまた電気料
値上げがありそうですね。