日々好日

さて今日のニュースは

放射能汚染指定廃棄物は人の住めない福島に置けば良いの発言

2013-10-09 09:14:44 | Weblog
文科省副大臣が地元の選出国会議員等の会合で福島原発事故で発生したゴミ焼却灰等
の「指定廃棄物」処理に対して、「人の住めない福島」に置けば良いと云う考えられ
ない暴言を吐いて居た事が発覚しました。

原発事故で今尚苦しむ福島県人の心を逆撫でする情け容赦のない発言で呆れてしまう
と言う声が専らです。

確かに人の住めない処に放射能汚染の廃棄物を一纏めにして置けば、影響が少なく
ベストな処理方法の様に取れます。

國は放射性物質汚染対処特措法を設定して汚染廃棄物の処理について定めて居ます。

この中で、ゴミ焼却灰・下水汚泥・浄化発生土・農林業廃棄物で1キログラムにつき
8000ベクレルの放射物質を含む物等を「指定廃棄物」として環境大臣が指定する
として居ます。

この指定廃棄物は原則として福島県や東電で処分するが、年間1ミリシーベルト以下
の指定廃棄物は各自治団体が協力して処分する様に政府が依頼しています。

今回の発言は千葉県が引き受ける事になった指定廃棄物の処分に対し最終処分場建設
に悩む県内市長等から出た質問に答えた正直な発言でしょう。

何処の自治体も積極的に指定廃棄物を受け入れる所はないのではないか?

嫌々ながら國の方針に従うと云うのが本音でしょう。

本来國が責任を持って処理すべきを各自治体に押しつけて居る事から起きた発言とも
取れます。

しかし内閣の副大臣の発言としては軽率でしたね。

本人は福島県全体を指した物ではなく東電福島原発内に置いたらどうかと云う意味だと
苦しい弁解をしています。

福島に全て対処せよと云うのも酷ですが、さればと云って自分の身の回りに指定廃棄物
最終処分場を建設されても困ると云うの本音で、余り責められませんね。


TPP首脳会合大騒動の割りに収穫なく閉幕?

2013-10-09 07:15:30 | Weblog
安倍政権に取ってはTPP協定交渉は、両刃の刃でもある。

TPP交渉参加を蹴って世界の孤児となるか?それとも日本の農業を潰すかと言う
極論まで出て居る中でのTPP首脳会合でした。

処が米国オバマ大統領が、医療改革を巡り米国議会と衝突で、予算執行が留まって
しまい、政府機能が働くなり政府職員は皆自宅待機命令が出されました。

こういった状態でオバマ大統領はTPP問題処ではなくなり欠席する羽目となった。

10月合意、年内妥結と事実上TPP交渉を引っ張ってきたオバマ大統領の突然の
欠席は、合意目前のTPP交渉の脚を引っ張る事となりました。

TPP交渉の21分野で合意された事項は少なく、その重要な部分は殆ど加入
12ケ国の思惑で目途さえ立って居ません。

一番肝要な関税関連では30年掛けて関税完全撤廃を図るその前では日本の聖域
5品目もあったものではない。

其れが聖域死守を叫ぶ日本の農業団体に受け容れられる筈がない。

そう言った情況でTPP首脳会合はあくまで年内妥結を目指しが大筋合意は盛り込め
ないで「交渉は完了に向かって居る」と云う声明で誤魔化して終了。

此で安倍政権もホットしたと云うのが正直な感想でしょうね。

工業製品の関税撤廃が先送りされそうなのは痛いが、どうにか安倍政権の体面だけは
は保てた様ですね。