日々好日

さて今日のニュースは

戦時体制下の隣組システムについて

2016-09-04 07:05:09 | Weblog

今朝の西日本新聞社の社説は戦時中国家総動員法に基づき制度化された隣組制度に
ついて取り上げて居ます。

隣組制度は5~10世帯を1組とし月1度の常会で国の周知徹底・物資配給制度
補助支援・防空訓練の徹底等々が義務付けられて居ました。

とんとんとんからりんと隣組と言う懐かしい唄を思い出される世代も段々少なく
なってまいりましたね。

隣組には苦い思い出の人・懐かしい思い出の人それぞれいらっしゃる様ですね。
軍国主義一色の当時、非国民とされるのを嫌い、苦しい軍事訓練や、防火演習を
させられた苦しい思い出。

向こう三軒両隣、助けあって生きる、この事は大変良い事では有るが、反面
プライバシイのない全く窮屈な生活環境とも言えましたね。

それは今だから言える事ですね。

近頃憲法改正問題で余り個人の権利尊重が優先されると言う事で少し考え直そう
と言う動きが有ると聞く。

又現在は人間不信の時代とも言われ、監視カメラがアチコチに設置され私生活を
監視しています。

あま人間関係がベタベタもどうかと思うが、余り希薄過ぎる人間関係もどうかと
思えますね。

またネットの普及で色々の事が即時に拡大する時代です。

社説では戦時中の隣組制度と監視カメラやネット社会は同じ様に監視社会を再現し
息苦しさを感じると論じて居る。

隣組も監視カメラ・ネット社会も人間が造り出したもので、それぞれメリット・
デメリットがあるので、上手に使いこなす事が肝要かも知れませんね。


地球温暖化対策のパリ協定に先頭を切りまず米中批准か

2016-09-04 06:13:20 | Weblog

是までの地球温暖化に対しては、京都議定書でしたが、是は先進国だけ自国の自主目標
を達成する事を約した議定で欧州と日本だけで米・中・新興国は入って居なかった。

京都議定書の期限切れに伴い昨年パリ協定が誕生し2018年頃発効と見られて居た。

パリ協定は世界の温室効果ガス排出量を今世紀後半に実質ゼロにする・産業革命前からの
気温上昇幅を2度未満、出来れば1・5度に抑える事を目標としています。

批准国が55ケ国以上・世界総排出量の55以上に達すると30日後に発効する。

現在批准国は24ケ国で総排出量の1・1%しか満たない。

日本は今年の臨時国会に批准案を上程し年内批准を目指すがそう簡単には行かない様だ。
温室効果ガス排出量を1%削減すればやっと回復しつつ有る日本経済等に相当の打撃を
与える事となる。

米国・中国がこれまで排出量削減に反対して来た理由は其処にあった。

今回米国オバマ大統領と習中国国家主席がG20が中国で初めて開催される事の大きな
目玉としてこのパリ協定を両国が批准した事を発表した。

米中両国の批准で総排出量の38%をしめるので、これに日本が加われば目標の55%
も夢ではなくなります。

一応はずみはついたが、インド・ブラジル等の新興国はそれぞれ国の事情を抱えて居る
ので楽観は許せません。

が果たしてこのパリ協定が発効して地球温暖化が止まるのか疑問ですですね。
ただスピードが落ちる事は確実の様ですが・・・