今朝の西日本新聞社の社説は戦時中国家総動員法に基づき制度化された隣組制度に
ついて取り上げて居ます。
隣組制度は5~10世帯を1組とし月1度の常会で国の周知徹底・物資配給制度
補助支援・防空訓練の徹底等々が義務付けられて居ました。
とんとんとんからりんと隣組と言う懐かしい唄を思い出される世代も段々少なく
なってまいりましたね。
隣組には苦い思い出の人・懐かしい思い出の人それぞれいらっしゃる様ですね。
軍国主義一色の当時、非国民とされるのを嫌い、苦しい軍事訓練や、防火演習を
させられた苦しい思い出。
向こう三軒両隣、助けあって生きる、この事は大変良い事では有るが、反面
プライバシイのない全く窮屈な生活環境とも言えましたね。
それは今だから言える事ですね。
近頃憲法改正問題で余り個人の権利尊重が優先されると言う事で少し考え直そう
と言う動きが有ると聞く。
又現在は人間不信の時代とも言われ、監視カメラがアチコチに設置され私生活を
監視しています。
あま人間関係がベタベタもどうかと思うが、余り希薄過ぎる人間関係もどうかと
思えますね。
またネットの普及で色々の事が即時に拡大する時代です。
社説では戦時中の隣組制度と監視カメラやネット社会は同じ様に監視社会を再現し
息苦しさを感じると論じて居る。
隣組も監視カメラ・ネット社会も人間が造り出したもので、それぞれメリット・
デメリットがあるので、上手に使いこなす事が肝要かも知れませんね。