米国は多額の赤字を抱える日本に対し、自動車・農業分野での閉鎖性を批判するし
改善を求める意見書をWTOに提出したそうです。
トランプ氏はTPP離脱を決め、対日貿易不均衡を問題視していました。
この意見書はWTOの日本の貿易政策の現状報告審査に合わせて出されたもの。
内容は日本経済は構造改革を行って居るがGDP成長率は1%にも達して居らず
海外からの対日投資を増やす目標達成は難しいと分析。
その上で日本は中国に次いで2番目に貿易赤字の多い国である。
これは自動車に関す独自の認証基準で米車の販売を妨げて居る。
又農業分野ではコメ等高い関税で過剰に保護されて居る。
日本政府調達では外国企業の受注率が低すぎる。
この3点を指摘して改善を求めています。
是には日本の言い分もあります。
日本で米車が売れないのは日本の認証基準としていますが、米車は世界基準で
何処でも売れると言う傲慢さが日本では通用しないだけの話。
狭い日本で豪華な大型車はお呼びではない。
資源が乏しい日本ではガソリンは大事で、効率のよい車が求められる。
地球温暖化対策車として日本車は世界一です。
故障が少なくアフターサービスで米国でもシエャを延ばして居ます。
日本様に改良したドイツ車は結構売れて居るので米車の排斥批判は当たらない。
それに日本車の殆どは現地製造現地販売でその国の経済に貢献しています。
次に農業部門では日本は高い関税と言うが、日本の食品自給率を見ても先進国
で30%を切って食料を輸入して居る国はない。
それも量が半端ではない。
種類によっては、米国の農業生産高を左右する程の量と言われて居ますね。
これ以上輸入を強制するのはアンフエアと思います。
それだけの自衛は日本にも残されて居るのではないか?
日本では食の安全が問題視されて居るので当然アブナイ食品の輸入には規制が
かけれます。
是はお互いの国にとっても重要な事ですよね。
日本も、米国の一方的ごり押しに屈する事なく堂々と反論して欲しいですね。